■ 前回、IT系のツールやサービスは
提供終了の可能性も考慮し、
データをエクスポートできることを
確認しましょうというお話でした。
今回はそもそもどういうデータ形式が
もっとも汎用性が高いのか?
について解説を加えておきます。
過去に、
【何はなくともテキストエディタ。[#76]】
http://tech-se.net/blog/2015/04/1462
という内容を書いたことがありますが、
これが実質的な解答となります。
つまり、
プレインテキスト
および
テキストエディタで編集できる形式
が汎用性が非常に高いということです。
■ プレインテキストであれば、
デバイスやOSが変わってもほぼ問題ないですし、
アプリケーション(サービス)の移行にもかなり
強い形式といえます。
その変わり、純粋に文字だけなので
普段の利便性という点では劣るかもしれません。
色々な書式を付加することは出来ませんし、
自動計算するExcelのようなアプリにも向きません。
このあたりをある程度カバーするのが、
「テキストエディタで編集できる形式」
(=テキスト形式のデータ)
になります。
例えば、HTMLとよばれる形式やXMLとよばれる形式が
代表格です。
HTMLがどんなものか知りたければ、
パソコンのブラウザ上で右クリックして
「ソースの表示」
を行ってみれば確認することが出来ます。
実は、WebブラウザはHTML形式のデータを解釈して
人間が見やすく表示するためのアプリなのです。
色々なレイアウトや書式というのはブラウザという
アプリで実現されており、
それを表現するデータそのものは、
HTML(とCSS)とよばれるテキスト形式のデータ
なのです。
なお、テキストエディタで編集不能な形式を
「バイナリデータ」
とよびます。参考までに。
■ 少々、テクニカルな話題ではありましたが、
データの永続性を担保したいのであれば、
頭の片隅においておくとよい知識です。
今日の【まとめ】
■ もっとも汎用性が高いのはプレインテキスト
■ テキストエディタで編集できる形式も汎用性高め
■ データの永続性を担保したいなら
テキスト形式(で表現出来るモノ)がよい