【IT論考β】 何でも出来るツールは何も出来ない??[#397]
■ 世の中には様々なツール(道具)が
存在しています。
非常にシンプルなモノから
複雑なモノまで多種多様です。
一般的には多機能なモノが
注目を集めますが、
実用性という点からは果たして
どうでしょうか。。
■ 物理的な道具の場合には複雑さ
にもある程度限界があるので
多機能化にも自ずと制約が
出てきます。
それがコンピュータを利用すると
プログラミングによって機能を
実現することができ
物理的な制約はかなり緩和される
ことになります。
よって、パソコンやスマホは
一台で色々なニーズに対応できます。
むかし、パソコン普及しはじめたころ
Q:「パソコンって何が出来るの?」
A:「いろいろできるよ。」
という笑い話のような問答が
ありましたが、
ひとことでは言い表せない
様々なことができるからこそ
起きた珍問答(?)です。
■ さて、そんな多機能なコンピュータ
ですが、
使いこなせている人はいかほどか?
というと、甚だあやしくなります。
(筆者も含めて、、、)
多くの人は用意されている機能の
極めて限られた部分を使っている
だけでしょう。
そもそも膨大な機能のすべてを
理解する時間も使い倒す時間も
ないのです…。
場合によってはあまりの多機能さに
どうしてよいかわからず呆然、、
というケースも存在します。
(だからこそ、書店には
「10日でわかる○○」という
書籍が並ぶのでしょう…)
超ハイスペックデバイスが
youtube閲覧端末やSNSゲーム端末
になっている事例もちらほら、、。
何でも出来るほど機能があると
それに圧倒されて案外うまく
使いこなせないのかもしれません。
■ 機能が増えるのはうれしいことですが
それが成果につながるかは別問題
ということですね…。
今日の【まとめ】
■ 物理的な道具には多機能化に限界が
■ コンピュータはその制約を緩和する
■ 結果として膨大な機能に呆然とすることも