■ IT系のツールやサービスを使うにあたっては、
提供終了の可能性も考慮しましょう
というお話をしてきました。
(その一環として、最も汎用性が高いデータ形式は
テキスト形式であることを説明しました。)
ただ、データの移行性を考えるのは、
なにもサービス終了に備えるという
後ろ向きな理由だけではありません。
日々新しいツールやサービスが登場する業界ですから、
後から出てきたモノのほうがよいとなれば、
そちらに移行してメリットを最大化したいところです。
そのためには、いつでもサービスを移行出来るように
しておく必要があるというわけです。
■ 既存のツール・サービスを使うということは、
それらが自分のニーズに100%一致するとは限りません。
100%自分仕様にしたければ、
ゼロからオーダーメイドで作るしかありませんが、
それには莫大なお金がかかります。
資金力のある大企業などはそのようにしてシステムを
作ることが出来るわけですが、
逆に莫大な投資をしたことで、
そのシステムから逃れられなくなるという側面もあります。
ビジネスの変化やITの進化に合わせて
使うシステムを変化させられるかというと、
非常に難しいのが現実なのです。
(世の大企業は、新たなIT投資よりも既存のシステムを
維持することにお金をかけざるを得ない現実にさらされています。)
ネット系のサービスは特に流行廃りが激しいですが、
そんなサービスを時流に合わせて気軽に使えることこそ、
身軽な知的プロフェッショナルの強みといえるかもしれません。
今日の【まとめ】
■ データの移行性はサービス終了だけに
備えているわけではない
■ よりよいツール・サービスが登場したら
積極的に使いこなしたいところ
■ 身軽に利用するサービスを変更出来るのが
知的プロフェッショナルの強み