【IT論考β】 すぐに乗り換えられる身軽さを維持せよ。[#93]

IT

■ IT系のツールやサービスを使うにあたっては、
  提供終了の可能性も考慮しましょう
  
  というお話をしてきました。

  
  (その一環として、最も汎用性が高いデータ形式は
   テキスト形式であることを説明しました。)
   
   
  ただ、データの移行性を考えるのは、
  
  なにもサービス終了に備えるという
  後ろ向きな理由だけではありません。
  
  
  日々新しいツールやサービスが登場する業界ですから、
  後から出てきたモノのほうがよいとなれば、
  そちらに移行してメリットを最大化したいところです。
  
  そのためには、いつでもサービスを移行出来るように
  しておく必要があるというわけです。
  
  
■ 既存のツール・サービスを使うということは、
  それらが自分のニーズに100%一致するとは限りません。
  
  100%自分仕様にしたければ、
  ゼロからオーダーメイドで作るしかありませんが、
  それには莫大なお金がかかります。
  
  資金力のある大企業などはそのようにしてシステムを
  作ることが出来るわけですが、
  
  逆に莫大な投資をしたことで、
  そのシステムから逃れられなくなるという側面もあります。
  
  ビジネスの変化やITの進化に合わせて
  使うシステムを変化させられるかというと、
  
  非常に難しいのが現実なのです。
  
  (世の大企業は、新たなIT投資よりも既存のシステムを
   維持することにお金をかけざるを得ない現実にさらされています。)
  
  
  ネット系のサービスは特に流行廃りが激しいですが、
  そんなサービスを時流に合わせて気軽に使えることこそ、
  
  身軽な知的プロフェッショナルの強みといえるかもしれません。
  

    
 今日の【まとめ】
 ■ データの移行性はサービス終了だけに
   備えているわけではない
 ■ よりよいツール・サービスが登場したら
   積極的に使いこなしたいところ
 ■ 身軽に利用するサービスを変更出来るのが
   知的プロフェッショナルの強み

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