■ 前回の誌面でちらっと
バックアップは多重化したほうがよい
というようなことを書きました。
デジタルデータというのは
データそのものは劣化しないのですが、
それを保存している媒体は劣化・破損
するのでバックアップが必要です。
■ バックアップは原始的な方法としては
単にデータをコピーするだけでもOKです。
ただ、それでは手間がかかりますし
毎日(毎週/毎月)忘れずやるのは大変です。
ゆえにバックアップソフト/サービスの
力を借りるのが妥当です。
ただ、バックアップソフト/サービスを
使う場合には、
たまにはちゃんとバックアップ出来て
いるか確認するのがよいでしょう。
たまに設定が間違っていて
バックアップされてなかった、、
ということがあり得るので。
そういったトラブルは案外あるので
それが最重要なデータであれば、
バックアップは二箇所以上に持つのが
無難です。
■ バックアップが必要な理由は
もうひとつあります。
人間はときに間違ってデータを消去
してしまうから、というものです。
「自分に限ってそんなへましない」
と思われる方もいらっしゃるでしょうが、
実際にITシステムを運用していると
「間違ってファイル消しちゃったんですが、、」
という依頼はままあるのです、、。
■ 幸いなことにデジタルデータは複製が
容易なのでバックアップは比較的
低コストで可能です。
(ちゃんとやるとタダではないですが)
最近はクラウドストレージなども
普及しているので、
こういったところも活用したい
ものです。
データを失ったときの損失を考えれば
多少のコストは保険料といえるかもしれませんね。
まさに転ばぬ先の杖なのです。
今日の【まとめ】
■ デジタルデータは永遠も媒体に寿命が
■ バックアップソフト/サービスはときどき
データの確認を
■ ヒューマンエラー対策にもバックアップは大事
【IT論考β】 多重バックアップしやすいのがデジタルの利点?[#269]
