【IT論考β】 ITツールもExit戦略を考えて使うべし。[#91]

IT

■ ITの世界では日々様々な製品・ツール・サービスが
  リリースされる一方で、
  
  当然ながら提供終了となっていくものも存在します。
  
  
  変化の激しいITを使いこなすにおいて、

  新しいものをどんどん取り入れることと
  流行廃りを見極めることの両立はなかなか難しいものです。
  
  
  いまは流行っているサービスでも、
  数年後には様々な理由によりなくなっているかもしれません。
  
 
  
■ そんな栄枯盛衰の激しい世界においては
  Exit戦略を考えておくのは重要です。
  
  この場合のExit戦略とは
  
   「データをどうやって汎用的な形で
    エクスポートするか?」
    
  です。
  
  
  ユーザにとって最重要なのは「データ」です。
  サービスはそのデータをうまく活用するための手段です。
  
  したがって、サービスは最悪なくなっても構いませんが、
  データをロストするのは避けたいところです。
  
  
  例えばBlogであれば、

  Web上に文章が公開できるのであれば、
  サービスとしては何でも構わないわけです。
  
  しかし、肝心の文章が何かの際に失われては困ります。
  
  よって場合によっては別なサービスに移行出来るように
  データだけを簡単にエクスポート(バックアップ)できる
  必要があります。
  
  
  問題は、エクスポート機能がないサービスも多いという
  ことです。
  
  
  サービスを提供する側としてはユーザを囲い込みたいので
  積極的に搭載しようとはしない機能です。
  (特に無料サービスの場合)
  
  とはいえ、ユーザの側としては使い始める前に
  その存在を確認しておきたい機能です。
  
  
  もし、エクスポート機能がないツール・サービスを
  使うのであれば、
  
  最悪ケースとしてデータがロストしても構わない
  という覚悟が必要です。
  
  つまり、安直に手は出せないということなのです。
  
  
■ ITの寿命などよりデータ=コンテンツの寿命の方が
  はるかに長いのですから、
  
  いかにして自らのコンテンツを守るかは
  常に考えるべきテーマといえるでしょう。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 現在のITツール・サービスがなくなる可能性を想定せよ
 ■ エクスポート機能がないサービスに手を出すのは要注意
 ■ コンテンツをいかにして守るかは重要なテーマ

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