■ ここ数か月の誌面は、
知的プロフェッショナルが生産性を向上
させるのに役立つIT系のネタ
をお送りしています。
すぐに役に立つ具体的な内容を
と考えて書きつつも
若干の懸念を抱きつつ書いていたのも
事実です。
■ ITに関する抽象的なことをお届けしても
知的プロフェッショナルの成果には
直結しないことは明らかです。
手段に過ぎないITの深層に深入りしては
本来あげるべき成果をあげる活動に取り組めず
本末転倒となってしまいます。
とはいえ、非常に変化の激しいITの
具体的なテクニック(TIPS)は
あっという間に陳腐化していきます。
端的に言えば、アプリやOSのアップデートで
そのテクニックは使えなくなるかもしれません。
つまり、ITのテクニックは具体的極まりないほど
短命になってしまう宿命を抱えています。
■ 具体的なことはすぐに役立つため魅力的かつ
効果的に思えます。(少なくとも短期的には)
一方で、一般化・抽象化された概念は
一見すると役に立たないように思われます。
しかし、抽象化された概念は具体的な技術の
根底に存在しているので非常に息が長いのです。
よって、すぐには役立たないように思われることを
抑えておくのも重要であると考えられます。
■ しかし、先述したとおり
知的プロフェッショナルがITのスペシャリストに
なるのは本末転倒です。
というわけで、今後は
知的プロフェッショナル(知識労働者)が
成果をあげるためにはどうすべきか?
また
そのときに切っても切り離せない
ITとはどう付き合っていくか?
という領域でいろいろな話題を
織り交ぜていこうと考えております。
■ いずれにせよ、
読者に「貢献」できる内容をお届けする心がけに
変わりはありません。
今後ともご愛顧のほどを<(_ _)>
今日の【まとめ】
■ すぐに役立つことは陳腐化も激しい
■ すぐに役立たないように見えることが
結果として長く価値を持つ
■ その配合比率を考えるのも重要か?