ぼちぼちMVNOの自体が到来するか?

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iPhoney6/6plusの発売と同時に、SIMフリー版も発売されました。それにともなって、MVNOの競争が激しくなっています。iPhoneの端末価格を考えると大幅に安いとは言えませんが、MVNO普及の起爆剤になるかもしれません。

MVNO自体は数年前から存在していて、先進的なユーザには認知されていたものの本格的にな普及には至りませんでした。端末のSIMロックによって使える端末が制限されていたことが一つの要因でしょう。

イオンが格安スマホを発売してから世間的な認知度は高まってきました。事実、端末価格の安いAndroidではかなり低価格な運用ができるようになっています。同時に音声通話にも対応したSIMも発売されたので、MNPを活用することで大手キャリアからの乗り換えも現実的になります。

お値段もここに来て競争が激化しているので、データ通信は大手キャリアの半額近いレベルです。データ通信量が月間4GB程度のミドルユーザはかなりコストを圧縮することができます。

大手キャリアは音声定額を中心としたプランに舵を切りましたが、LINEの無料通話や、その他VoIPが普及し、かつメッセージのやりとりがキャリアメールに依存しなくなりつつある状況なので、MVNOへ移行する敷居は確実に下がっています。

政府はSIMロック解除を義務づける方向なので、いよいよMVNOが本格的に普及するやもしれません。それは結局的に大手キャリアの価格競争を引き起こすでしょうから、全体としては通信費は下がる方向に行くでしょう。

設備をもつインフラ会社としては現行の大手三社でも十分と思います。あとはそれを個々人がニーズにあわせて使えるようにMVNO各社が様々な料金プランを投入してくるのを待つばかりです。

もちろん、MVNOでは大手キャリアほど手厚いサポートは受けられないのである程度リテラシがある人が前提とはなりますが、そういった人々がMVNOに乗り換えることで、大手キャリアも価格競争に本腰をいれてくるでしょう。

いよいよMVNOが普及する元年となるかどうか、注目の一年になりそうですね。

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