【IT論考β】 自分は聞きたい人なのか?読みたい人なのか?を理解することからはじめよう。[#232]

IT

■ かの有名なドラッカー曰く、

   「読む人」と「聞く人」
   
  の二種類が存在するようです。
  
  
  物事を理解するときに、
  書籍や報告書など活字を読むことを好むのか
  
  あるいは、言葉を耳から聞くことを好むのか
  の違いです。
  
  
  ドラッカーは著書の中で
  
    読む人に対しては、口で話しても時間の
    無駄である。彼らは、読んだあとでなければ、
    聞くことができない。
    
    逆に、聞く人に分厚い報告書を渡しても
    紙の無駄である。耳で聞かなければ、
    何のことか理解できない。
    
      (プロフェッショナルの条件 P.196)
      
  と述べています。
  
  
■ この一節は、「上司をどのようにマネジメントするか?」
  というテーマの中で出てくるのですが、
  
  当然ながらじぶん自身にも適用出来る考えです。
  
  
  「読む人」と「聞く人」の二種類がいるのであれば、
  じぶん自身もそのどちらかであるはずであり、
  
  それにそった情報のインプット手法をとらなければ
  効果的な理解は行えないはずだからです。
  
  
  なにかを学ぼうという際に「読む人」であれば
  大量の書籍を読み込むのは効果的でしょうが、
  「聞く人」にとってはただただ苦痛なだけでしょう。
  
  
  むしろ、講演や研修など他人から教わる方が
  結果としてはパフォーマンスが上がるはずです。
  
  
  オーディオブックなどは明らかに「聞く人」に
  向いたコンテンツ形態であり、「読む人」には
  むしろ苦痛かもしれません。
  
  
■ ちなみに、自分がどちらかを教えてくれるのは
  意外にも?動画(TV)かもしれません。
  
  最近の動画は音声による説明とその字幕の両方が
  セットになっていることが多いです。
  
  音声も字幕も内容が同じであるのならば、
  個々人にとっては両方は不要なはずです。
  

  無音で字幕だけで理解することに不快感がなければ
  おそらく「読む人」でしょう。

  逆に、字幕を読む気が起こらず音声がないとツライ
  のであれば「聞く人」なのでしょう。
  
  
■ このあたりを自覚することで、
  数多ある学び系コンテンツのどれを採用するのが
  よいかが選びやすくなりますね。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ ドラッカー曰く、「読む人」と「聞く人」の二種類がある
 ■ おそらく、書籍は「読む人」、講演は「聞く人」に向いている
 ■ 自分が「読む人」か「聞く人」かを知り、コンテンツ選びの指針に
  

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