■ ソフトウェアキーボードを備えるようになった
スマートフォン独特の入力方法に
「フリック入力」
というのがあります。
「あ」というボタンに触れて、その後に指を上下左右に
動かすことで「い」・「う」・「え」・「お」を一回の動作で
入力が可能です。
以前の携帯電話では、「お」を入力するときには
「あ」を5回押す必要がありましたから、
それに比べるとかなり入力効率は向上したといえるでしょう。
■ 最初のうちは指を上下左右どちらに動かすと所望の文字に
なるのか戸惑いますが、
タッチタイピングと同じで多少の練習をすれば速度はそれなりに
向上します。
フリック入力を練習するためのアプリもいろいろと
あるようですから、
練習の時間を投下してでもマスターしておきたい基本動作です。
■ ちなみに、多くのスマホでは従来の携帯電話式の入力も
出来るような状態で出荷されています。
つまり、「あ」を5回タップすれば「お」になるということです。
しかし、これはフリック入力をマスターした人には
非効率の元になる機能でもあります。
例えば、
「あぁ」
と入力するには「あ」を二回続けて入力することになります。
フリック入力なら「あ」だろうが「お」だろうが、
二文字であればタップは二回です。
しかし、「あ」を短時間で二回タップした場合に出てくるのは
初期設定では「ああ」ではなく「い」です。
これは期待する動作とは異なるでしょう。
フリック入力をマスターしたならば、
スマホの入力設定で「フリック入力のみ」に変更するのが
おすすめです。
iPhoneなら
「設定⇒一般⇒キーボード⇒フリックのみ」をオンに
Androidは日本語入力ソフトがいろいろありますが、
日本語入力ソフトの設定画面にて変更が可能です。
(Google日本語入力なら、
「ソフトウェアキーボードの詳細設定⇒入力スタイル」)
フリック入力のみにすることで、「あぁ」のような文字列も
タップ二回で素早く入力できるようになります。
その差は微々たるものかもしれませんが、
塵も積もれば山となる
わけで、スマホでの入力機会が多い人にとっては
ばかに出来ない差になるはずです。
今日の【まとめ】
■ スマホならフリック入力を活用することで入力効率は向上
■ さらにフリック入力のみに設定することでより効率的に
■ 入力機会が増せば「塵も積もれば山となる」
【IT論考β】 スマホの入力はフリック入力のみにして入力速度を向上させる。
