【IT論考β】 iMacやMac miniに搭載されているFusion Drive の正体とは?[#121]

IT

■ 前回、HDDとSSD(フラッシュメモリ)について

  解説しました。

 

  HDDは細かなファイルの読み書き速度が遅いので、

  パソコンを買う際には、そういったファイルの

  読み書きが速いSSDモデルを選ぶのが鉄則という

  お話でした。

 

 

■ ところで、Appleの

  iMac や Mac mini には

 

   「Fusion Drive」

 

  なる記憶装置が搭載されたモデルがあります。

 

 

  これは一体ナニモノなのでしょうか?

 

 

  実は、Fusion DriveとはSSDとHDDを

  混ぜ合わせたハイブリッドな記憶装置なのです。

 

 

  HDDとSSDは

 

  HDD

   メリット:安い(=大容量)

   デメリット:遅い

 

  SSD

   メリット:速い

   デメリット:高い(=小容量)

 

  という関係にあります。

 

 

  ただし、速度差が顕著に現れるのは

  細かなファイルを扱うときであり、

 

  画像や動画などの大容量ファイルなら

  HDDとSSDにそこまでの速度差がないのは

  前回も説明したとおりです。

 

 

  そこで、この特性を上手く組み合わせ

 

  「SSD並の速度を維持しながら

   HDDのように安価に大容量を実現」

 

  したのがFusion Driveです。

 

 

  実態としては、SSDとHDDが両方

  搭載されており、

 

  よく使う細かなファイルはSSDに置き、

  あまり使わない大きなファイルはHDDに置く

 

  ということを自動的に行うようになっています。

 

 

  これにより、我々ユーザからみると

  SSDにかなり近い速度の大容量記憶装置が

  安価に手に入るというわけです。

 

 

■ iMacやMac miniをご検討中の方は

  ご参考いただけましたら。

 

 

 今日の【まとめ】

 ■ iMacやMac miniにはFusion Driveモデルがある

 ■ Fusion DriveとはSSDとHDDのハイブリッド

 ■ これにより(そこそこ)速くて大容量を安価に実現

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