ITツールもぼちぼち「体系的廃棄」を行うフェーズ?

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産業革命以降、20世紀まで産業資本の時代だとするならば、情報革命以降の現代は知識資本の時代でありましょう。そして、主たる労働者は肉体労働者から知識労働者へとシフトしています。

現代のコンピュータが実用化されてからまだ70年ですが、少なくとも20世紀におけるコンピュータの役割は、人間が行えることを高速に代替することでした。つまり、既存の業務をコンピュータに置き換え、省力化を行うことが主たる使い方でした。

産業革命が肉体労働者の生産性を格段に向上させたように、情報革命が知識労働者の生産性を向上させるのならば、その主役はコンピュータになるはずです。しかし、いまのところ決定的な存在とはなっていません。

毎年のように新たなITツールが出現するのですが、それらは知識労働者の生産性をあげるどころか、下手をすれば下げかねないように思われます。コミュニケーションツールの氾濫がその最たる例で、知識労働者はE-mailにSNSのメッセンジャー、Web会議等々を使いこなすことに苦慮しているようです。

おそらくITツールが増えれば増えるほど、知識労働者の負荷は増大することになります。となると、必要なことはツールの数を減らすことかもしれません。あるいは、既存のツールをすべて代替しうるような究極のツールかもしれません(そんな銀の弾があるかは疑問ですが)。

いずれにせよ、重要なことは増やすことではなく捨てることであるという点です。ITツールもドラッカーの言う「体系的廃棄」が必要そうですね。

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