■ スマートフォンは携帯電話回線(キャリア回線)を
使って通信する機能はもちろんのこと、
Wi-Fi接続で通信をする機能も搭載されています。
きょうは、そんなスマホのWi-Fiのおはなしです。
■ 最近はカフェや飲食店にいくと、各キャリアの
Wi-Fiスポットであることを示すステッカーが
目に付きます。
随時鉄道の駅構内や、駅間にもWi-Fiスポットが
完備されつつあるようです。
■ キャリアがこのようにWi-Fiスポットを整備
するのは、携帯電話の電波を節約(?)
したいからです。
人の集まる場所ではひとつの基地局に対して
多くの人が通信を行うので、どうしても回線は
逼迫します(=遅くなる)。
したがって、どこかに通信を逃がす必要が
でてきます。
そのために使われているのがWi-Fiスポットです。
キャリアの回線以外に通信を逃がすことで
混雑の分散を図っているのです。
■ ただ、このWi-Fiスポットですがユーザには
あまり人気がないようです。
通信が不安定になったり、遅くなったりすることが
その最大の要因でしょう。
Wi-Fiは電波の届く範囲がそこまで広くありません。
カフェで仕事(それこそドヤリング笑)をするなど
同じ場所に留まって通信をする場合は安定的に
高速通信を行うことができます。
一方で、歩きながらなど移動しているときは
電波の届く範囲からすぐに外れてしまうことが
多くなります。
Wi-Fiスポットの中心部から離れるほど速度は
低下するので、Wi-Fiスポット内の移動でも
速度は変わります。
また、ひとつのWi-Fiスポットにどれだけの
人数で接続し、どのくらい通信を行っているか
によっても速度はかわります。
みんなで電波を分け合っているので、人数が
増えれば遅くなるのは当然です。
■ それでも、3Gが主流だったときはWi-Fiの方が
かなり高速だったのでWi-Fiスポットを
使いこなす方が快適に通信できました。
しかし、LTE(4G)では携帯電話の回線自体が
高速になったので、速度面でのメリットは薄れて
きました。
■ したがって、外出先ではスマホのWi-Fi機能を
あえてoffにするユーザも多いようです。
実際、筆者もちょいちょいoffにしています。
(キャリアには申し訳ないですが…)
スマホユーザにとってはメリットが薄いのが
キャリアのWi-Fiスポットの現状かもしれません。
今日の【まとめ】
■ キャリア(携帯電話会社)はあちこちに
Wi-Fiスポットを設置している
■ 携帯電話の通信を分散させるために
Wi-Fiスポットが存在する
■ しかし、ユーザには使い勝手があまり
よくないのが現状…