【IT論考β】 ところでLTEって速いの?[#48]

IT

■ ちょっと今日は小ネタです。

■ スマホが普及してだいぶたっているので、
  多くの人はLTEの使える携帯電話を持ち歩いて
  いることでしょう。
  
  最近はLTEを4Gと表現したりしますが、
  基本的には同じものです。
  
  (マーケティング上、4Gと表現されることが
   増えているようです)
   
   
   で、LTEはホントに速いのか?
   というお話です。
   
   
■ いわゆる速度測定をするアプリは色々ありますし、
  その結果を比較しているサイトも多々あります。
  
  ○○Mbps という数字だけ見ると確かに
  速くなっているようにみえます。
  
  事実、速くなってはいるのです。
  
  
  ただ、実は体感的には数字以上に速くなって
  いるはずなのです。
  
  
■ どういうことかというとLTEのほうが
  3Gにくらべて「遅延」が少ないのです。
  
  言い換えると、ネット上に
  
   「データを下さい」
   
  とリクエストしてから、

  実際にデータがもらえるまでの時間が
  短くなっているのです。
  
  ○○Mbps というのはデータをもらうときに
  単位時間当たりどれくらいの量をもらえるか
  
  を示してはいますが、
  
   「くれ!」
   
  と言ってからどれくらい待たされるかは
  表現していません。
  
  
  それを示すのが「遅延」であり、いままでは
  ほとんど比較対象に出てこなかったのですが、
  
  実はこれが体感速度に影響していたのです。
  
  
■ LTEになってからは、この「遅延」は
  非常に小さくなったので気にする必要は
  ほぼなくなりました
  
  つまり、本当の意味で速くなったのです。
  
  
■ 単に「速さ」といっても、体感速度に与える
  要素は複数あるということです。
  
  ITの世界では、いわゆるスペック(性能)値
  だけをみて判断すると、体感に合わないことも
  あるので注意です。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ LTEは「遅延」が小さくなったという点でも速い
 ■ 「遅延」とはデータをリクエストしてから
   実際にもらえるまでの待ち時間
 ■ スペック値はイコール体感値にならない場合も
   

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