■ ITの世界ではよく「ソフトウェア化」という単語が
使われるのですが、
つまるところそれは「抽象化」です。
ITの用語を説明するときに、
例えば「IPアドレス」だと
『インターネット上の住所』
などといいます。
「DropBox」であれば、
『インターネット上のストレージ(HDD)』
と、筆者は過去実際に説明したはずです。
このように、ITで実現されている様々なものは
現実世界の「何か」をアプリケーションによって
再具現したモノであるといえます。
少なくともアプリケーションを作った人は、
現実世界を抽象化し、
それをアプリケーションのソースコード(プログラム)
という形で具体化しています。
■ もちろん、ITツールのユーザたる我々は
そのプロセス自体を作り出す必要はありません。
ただし、概念は知っていないと
それが何なのかを適切に理解できませんし、
使いこなすことができません。
「DropBox」がインターネット上に具現化された
ストレージだと理解できなければ、
そこにデータをため込むという発想には至らず、
結果としてこれを使いこなせません。
■ さらに言うと、
何かがソフトウェア化されたということは、
そうすることで得られるメリットがあるということです。
DropBoxであれば、(インターネット上に)
ソフトウェア化された「ストレージ」なわけですが、
それは従来のストレージよりメリットがあるのです。
(複数のデバイスで同期がとれるとか、
他人とのデータ共有が楽に出来るとか、
履歴の管理を自動的に行ってくれるとか…)
このようにソフトウェア化されたメリットを
積極的に享受するには
ある程度、
現実を抽象化してITの世界に再度具現化する
という流れが見えていた方がよいでしょう。
■ まぁ、とりあえずは実際に使ってみるというのが
大事ではあるのですが…汗
今日の【まとめ】
■ ソフトウェア化というのはある種の抽象化
■ 再度、具体化したものがアプリケーション
■ 最大限のメリットを享受するならこの流れも
知っておくとよいかも?!