【IT論考β】 細かなテクニックをちまちま覚えるのには?[#74]

IT

■ 知的プロフェッショナルが使いこなすべき
  パソコンのお話です。
  
  ITの世界は変化が激しいので、
  日々新しいソフトやツールがリリースされます。
  
  それらには詳細なマニュアルがあるとは限らず、
  (むしろ、ないことの方が多く)
  ゆえに解説本が登場するわけです。
  
  そういった解説本は確かに有用なのですが、
  うまく選ばないと実りが少ない投資に
  なりかねないので注意が必要です。
  
  
■ IT系の解説本は大別すると二種類に分けられます。

   『10日で分かる○○』
    とか
   『はじめての××』
   
  という系統の本がまずひとつ。
   
  
  もうひとつは、
  
   『△△のテクニック100選』
    とか
   『○○を10倍使いこなすTips集』
  
  という系統の本です。
  
  
  この二つがどう違うかですが、
  
  前者は、頭から読んでいくことを想定した
  ストーリー調の作りになっています。
   
  後者は、辞書的な使い方を想定しているので
  どこからでも読めるようになっています。 
  
  特に、後者の場合は1ページで1テーマとか
  見開きで1テーマとかで完結しているのです。
  
  
■ ITについて学ぼうというときに、
  ほんとうにゼロから学びたいケースは限られています。
  
  多くの場合には、多少は使い方が分かっていて、
  さらに生産性を増したいとか、便利に使いたい、
  と考えて解説本を手に取るはずです。
  
  
  そのような場合に、『はじめての〜』系な本を読むのは
  既知の情報が多くあまり実りがありません。
  
  むしろ、テクニック集・Tips集のような本を
  ぱらぱらとめくって、自分の知らない事項だけを
  吸収する方が得策です。
  
  
  このとき、必ずしも具体的な操作を覚える必要はなく
  どのような機能・テクニックがあるかをおさえるだけでも
  よいのです。
  
  何があるかを知らなければ調べることも出来ませんが、
  知っていれば必要になったときに再度調べることが
  出来るからです。
  
  
■ テクニックが一冊にまとまっている効用というのは、
  ググるべき項目を知るのに役立つという点に
  あるのかもしれませんね。
    
 今日の【まとめ】
 ■ ITの解説本は大別すると二種類ある
 ■ 読むべきはテクニック集のように辞書的に使える本
 ■ ググるべき項目を知るのにも有用

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