リマインドは積極的にIT機器にオフロードせよ。

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買い物に行くときに、あれやこれやと買い物リストを脳内に作っていても、帰ってきてから買い忘れに気づくなんて経験をした人は多いでしょう。この場合は、買い物リストを紙に書き出しておけば良いのですが、今度はそのリストを見ることを忘れたり、、。記憶の力をあてにしてはいけないのです。

人間の記憶は、短期記憶と長期記憶に分けられるそうですが、短期記憶の容量はとても小さく、長期記憶に定着させるのはなかなかに難しいという特性があるようです。買い物リストのようなToDoリストの類いは短期記憶ではまかないきれませんし、一方で長期記憶に定着させるようなものでもありません。それらは永続的に必要なわけではないのですから。

適度な容量でしばらく記憶が出来る中期記憶のようなものがあれば良いのでしょうが、そんな都合の良いものを少なくとも筆者は知りません。このあたりは、コンピュータの力をうまく利用するとよいのかもしれません。

新しいITツールが出るたびに、スケジュール管理やタスク管理を紙ベースでやるかIT機器でやるかが議論になります。いまのところ、人それぞれ、という状況ですが、「リマインド」というカテゴリについてはITに分があると考えます。

スケジュールやタスクの追加や確認というのは人間が能動的に行うのに対して、リマインドというのは「知らせてもらう」という点で受動的です。能動的なものであれば、自発的に行うのでアナログでもデジタルでも個人の好みの世界です。しかし、リマインドに関しては受動的なので、知らせてくれる他者が必要です。

とはいえ、これを人間に頼むのはよほどのVIPでもなければ難しいというものです。そこでコンピュータが役に立つのです。設定されたスケジュールに基づいて何らかの動作を行うというのはコンピュータの得意とするところです。したがって、リマインドに関しては積極的にITツールにオフロードしてしまうのが得策でしょう。

そうすることで、脳内メモリを解放して貴重なメモリをより生産的な思考に使うことができるでしょう。

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