■ 日本ではGPS付きの携帯電話は
結構昔からありましたし、
スマホが主流となったいまでは
ほぼ全ての人がGPSを携帯しています。
地図アプリを利用する際には
GPSはとても重宝しますし、
最近のGoogle先生は位置情報も
加味して検索結果を表示してくれます。
保護者が子どもの居所を確認する
サービスなどセキュリティ対策にも
使われるようになりました。
■ とても便利になった反面、
裏を返せばその気になれば誰がどこにいるかを
把握することはそう難しくない時代になった
ともいえます。
すでに犯罪捜査にはGPSが活用されていますし
裁判所の令状があれば本人に通知せずとも
GPS情報はキャリアから提供することが許されます。
もちろん、善良なる一般庶民にはそれが適用
されることはないでしょうが、
国家権力をもってすれば個人の行動を監視する
ことなど造作もない時代なのは確かです。
ひところ、監視カメラによる撮影がプライバシーに
与える是非が議論になったことがありますが
位置情報については話題にのぼることすら
少ないようです。
Googleが位置情報を取得することでMapに
渋滞情報を表示しているのは有名ですが
それに関して「位置情報を勝手に利用するなんて」
という批判はほぼ皆無です。
Suicaの利用履歴よりもセンシティブな情報
が含まれると思うのですが、、。
プライバシーに関する議論に偏りがある気が
するのは筆者だけでしょうか…。
■ 実際に悪用されるかどうかはさておき、
常に位置情報を記録可能な状態で生活している
ということは意識しておいた方がよいかもしれませんね。
今日の【まとめ】
■ 携帯・スマホにはGPSが搭載されている
■ 国家権力は本人の同意無しに位置情報が取得可能
■ 現状認識だけはしておくのがリテラシー