【IT論考β】 だれもがGPSを持ち歩いている時代。[#388]

IT

■ 日本ではGPS付きの携帯電話は
  結構昔からありましたし、

  スマホが主流となったいまでは
  ほぼ全ての人がGPSを携帯しています。

  地図アプリを利用する際には
  GPSはとても重宝しますし、

  最近のGoogle先生は位置情報も
  加味して検索結果を表示してくれます。

  保護者が子どもの居所を確認する
  サービスなどセキュリティ対策にも
  使われるようになりました。

■ とても便利になった反面、
  裏を返せばその気になれば誰がどこにいるかを
  把握することはそう難しくない時代になった
  ともいえます。

  すでに犯罪捜査にはGPSが活用されていますし
  裁判所の令状があれば本人に通知せずとも
  GPS情報はキャリアから提供することが許されます。

  もちろん、善良なる一般庶民にはそれが適用
  されることはないでしょうが、

  国家権力をもってすれば個人の行動を監視する
  ことなど造作もない時代なのは確かです。

  ひところ、監視カメラによる撮影がプライバシーに
  与える是非が議論になったことがありますが

  位置情報については話題にのぼることすら
  少ないようです。

  Googleが位置情報を取得することでMapに
  渋滞情報を表示しているのは有名ですが

  それに関して「位置情報を勝手に利用するなんて」
  という批判はほぼ皆無です。

  Suicaの利用履歴よりもセンシティブな情報
  が含まれると思うのですが、、。

  プライバシーに関する議論に偏りがある気が
  するのは筆者だけでしょうか…。

■ 実際に悪用されるかどうかはさておき、

  常に位置情報を記録可能な状態で生活している
  ということは意識しておいた方がよいかもしれませんね。

 今日の【まとめ】
 ■ 携帯・スマホにはGPSが搭載されている
 ■ 国家権力は本人の同意無しに位置情報が取得可能
 ■ 現状認識だけはしておくのがリテラシー

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