【IT論考β】 人間は論理では動かないからこそ直感は大事。[#376]

IT

■ ひところ「自己責任」という言葉が
  流行ったことがありますが
  
  何かが起こればそれに対して
  説明を求められるのが世の常です。
  
  
  そこで問われるのは
  「なぜ?」
  であり、当然ながら論理的な
  整合性のとれた回答が期待されます。
  
  
■ しかし、現実には人間は一つ一つの
  意思決定をそこまで理路整然と
  行っているわけではありません。
  
  まして、判断と判断の間に整合性
  がとれているとは限らず
  
  振り返ってみれば矛盾した行動を
  していることもよくあります。
  
  
  逐一、厳密なロジックを検討
  していては
  
  時間があまりに足りないので
  ヒューリスティックな判断を
  用いるわけです。
  
  
  よって必ずしも合理的とは限らない
  行動をするのですが、
  
  それでもそれなりにうまく
  回っているのが現実であり、
  
  思いも寄らなかった成果を
  あげることも多々あります。
  
  (予期せぬ成功ですね)
  
  それを後から理屈をつけて
  論理的に説明することはありますが、
  
  あくまで直感的なものが先で
  ロジックは後です。
  
  
  数式によって説明される
  科学的な理論ですら
  
  発見されたときには偶然の
  ひらめきだったりするのです。
  

  確かにコミュニケーション
  の段階では論理は大事ですが
  
  その元となるアイディアは
  多分に直感によるところもある
  といえるでしょう。
  
  
■ なんとなく感じること
  直感的なこと、違和感など
  
  言語化出来ない感覚も
  大事にしたいところですね。

  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 一般的には論理的な説明が要求される
 ■ 現実にはそれらは後付けであることが多い
 ■ 論理で表現しきれない部分にこそ大事なモノが

タイトルとURLをコピーしました