【IT論考β】 電子書籍での知識定着率はいかほどか?[#279]

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■ 最近はかなり多くの本がKindle版でも
  出版されるようになりました。
  
  値段はともかくとして、
  物理的な大きさがないのは
  
  持ち歩きや保管を考えると
  大きなメリットです。
  
  
  また、複数の端末からアクセス
  できることや
  
  文字の大きさが自由に変えられるのも
  便利な機能といえます。
  (一部の本は非対応ですが)
  
  
■ ただ、知識定着率を考えると
  この機能がむしろデメリットに
  なるかもしれません。
  
  画面サイズの違うデバイスで
  アクセスしたり、
  
  文字の大きさを変更したりすると
  当然、文字の位置関係が変わります。
  
  
  つまり、
  「あのページの右上あたり」
  というような位置情報をもとにした
  記憶がまったくアテにならなくなります。
  
  
  これはあとから記憶をたぐるときに
  大きな足かせになり得るでしょう。
  

  文字情報のまま理解していれば
  問題ないのですが、
  
  イメージ(映像)として本を
  捉えることもあるでしょう。
  
  
  このあたりを考えたとき
  電子書籍が知識獲得にどれほど
  貢献するかは未知数です。
  
  
■ いずれ研究結果などが世間に
  出てくるかもしれませんね。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 電子書籍はレイアウト変更が可能
 ■ それによって位置情報が使えなくなる
 ■ イメージとして記憶する人には不都合か
  

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