【IT論考β】 持つならば運用コストを覚悟せよ。[#337]

IT

■ 外出先でスマートデバイスを利用する
  機会も多い昨今では
  
  クラウドストレージが便利ですが
  ランニングコストがかかります。
  
  
  また、1TBを超える大容量だと
  選べるサービスも限られるので
  
  HDD(外付け・NASなど)を
  選ぶ人も多いでしょう。
  
  
  記憶装置の容量単価は低下しており
  最近だと3TBのHDDが1万円程度で
  手に入ることを考えると
  
  1TBで1万円/年程度かかるクラウド
  ストレージより安く見えます。
  
  
  しかし、実際のところそう簡単な
  話ではありません。
  
  
■ クラウドストレージでデータが
  失われる確率はゼロではないものの
  かなり低いことは事実です。
  
  
  一方で、HDDはかなり壊れやすい
  パーツのひとつですから、
  バックアップがないのは不安です。
  
  となると、バックアップ用のHDDを
  もう一つ買う必要が出てきます。
  
  
  また、何らかのソフトを使うにしても
  バックアップを行う手間がかかりますし、
  
  実際にHDDが壊れたときには
  交換(復元)作業なども行わねば
  なりません。
  
  
  自分で持つということは金銭コスト
  以外の部分でもいろいろとコストが
  かかるのです。

■ 情報を保管するコストは昔よりは
  はるかに安くなったとはいえ、
  
  下手をするとそれ以上に情報を
  生成しやすくなっているのが現実。
  
  
  何を持つべきで、何を持たざるべき
  なのかは考えながらデータと付き合う
  必要がありそうですね。
  
  

 今日の【まとめ】
 ■ 記憶装置の容量単価は低下する一方
 ■ HDDは安いが買えば運用にコストがかかる
 ■ どこまで持つべきかはよく考える必要あり

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