【IT論考β】 「機能」を比較するのはあまり意味がないことも多く。[#335]

IT

■ 情報がありふれていて、かつそれを
  処理するコンピュータもある現代は
  色々なものが比較しやすくなりました。

  
  ネット上の比較サイトでは
  特定商品の価格にとどまらず、
  
  複数の商品を価格以外の「性能」や
  「機能」で比較できるところが
  増えています。
  
  
  どこで買うか?という以前に
  なにを買うか?の時点での情報提供も
  盛んに行われているのです。
  
  
  数多ある商品の中からいくつか
  選択するだけで、
  
  自分専用の比較表を生成してくれる
  機能が備わっていることも多いです。
 
 
■ ただし、その比較表にどれだけの
  意味があるかは甚だ微妙なところ。
  
  比較しているものが「性能」で
  ある場合は数字が良くなるほどに
  処理速度があがるので特に問題は
  生じません。
  (値段があがることは多いですが、、)
  
  この場合には表が参考になるのです。
  
  
  これが「機能」比較となると表だけでは
  なんとも言えなくなります。
  
  「機能」の数が多い方が出来ることは
  増えるのでよいことではあります。
  
  しかし、カタログでみる「機能」と
  実際の使い勝手は必ずしも結びつきません。
  
  
  Webサイトで機能紹介を見ていると
  とても魅力的にみえるのに
  
  実際に使っている人の話を聞くと
  イマイチな商品はよくあります。
  
  
  特に、似たような機能をもつ商品が
  複数のメーカから販売されているときの
  比較表は要注意です。
  
  同じ機能を搭載しているからといって
  その完成度や使い勝手が同等かどうかは
  わからないのです。
  
  
  特定メーカの目玉機能に負けぬよう
  似たような機能を競合メーカが搭載
  することはよくあるパターンです。
  
  しかし、同じような機能でも完成度
  に大きな差があるということもまた
  よくあるのです。
  
  
  したがって、あまり機能比較に
  熱心になるのは得策ではありません。
  

■ とはいえ、表にしにくい部分は
  比較しにくい部分でもあるので
  
  そこをどう検討するかは非常に
  難しいところではあるのですが、、。
  

 今日の【まとめ】
 ■ 「性能」や「機能」を比較するのは簡単になった
 ■ ただし同じ「機能」が同じ使い勝手とは限らない
 ■ あまり比較表による判断に頼りすぎぬように… 

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