【IT論考β】 コンテンツは同じでもメディアが違うと価値が変わる。[#330]

IT

■ 「見た目ではなく中身が重要」と言われる
  一方で、現実には見た目で判断することも
  それなりにあるように思われます。
  
  理想論はともかくとして、
  現実には本質的な部分以外が判断に
  影響を与える可能性は高いということ。
  
  
  これは、メディアとコンテンツの関係にも
  同様のことがいえます。
  
  
  コンテンツ(=中身)の価値というのは
  それ単体で価値が決まるような気もしますが、
  
  実際にはそれが伝達される媒体(メディア)
  によって左右されるのが現実でしょう。
  
  
  日経新聞で読んだことと、夕刊紙で読んだこと、
  2ちゃんねるのまとめサイトで読んだことを
  同じ価値と捉える人はまずいないでしょう。
  
  
  どのメディアをどの程度信頼するかは
  人によりけりとは思いますが、
  
  その人なりにメディアの信頼性に
  優劣をつけてコンテンツを受け取って
  いることはほぼ確実でしょう。

■ この事実は情報を発信する側にとっても
  大きな意味を持ちます。
  
  もし、自分が「質の悪いメディア」と
  位置付けられてしまえば
  
  いくら良質なコンテンツを提供しても
  それを額面通りには受け取ってもらえません。
  
  
  これは、より大局的に考えれば、
  コミュニケーション全般に当てはまるとも
  考えられます。
  
  信頼感の有無によって同じ内容を伝えても
  その伝達具合は変わることでしょう。
  
  あるいは、それが受け入れられる確率が
  変化するといってもよいかもしれません。
  
  
■ いずれにしても、「信頼されるメディア」
  にならないことには、
  
  せっかくのコンテンツもその価値が
  減退してしまいます。
  
  
  知的プロフェッショナルは信頼される
  メディアと認知されないとだめですね、、。

 今日の【まとめ】
 ■ 信頼されるか否かでコンテンツの価値が変わってしまう
 ■ 広義にはコミュニケーション全般においてあてはまる
 ■ 知的プロフェッショナルは信頼されるメディアになるべし

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