■ IT機器を使うにおいてバックアップは
欠かせません。
機械は往々にして故障しますから、
肝心のデータを失わぬように対策は
ぬかりなく行う必要があります。
壊れたときのことを考えると、
バックアップはできる限り直前の状態に
戻れるのが理想です。
例えば、もし週に一回だと最悪ケースでは
ほぼ一週間分のデータを失う可能性があります。
このあたりまでは多くの人が思いつくのですが、
ヒューマンエラーのためのバックアップは
案外忘れがちです。
■ 人間というのはミスをする生き物なので
うっかり、間違ってファイルを消してしまう
ということもままあります。
実際にエンジニアをやっていると、
「間違って最新版のほうのファイルを
消してしまったんですが、復活できませんか?」
などという依頼に遭遇します。
気付くのが消した直後とは限らないので、
この場合にはある程度時間を遡れる必要があります。
したがって、単に直前のデータだけあっても
だめなのです。
■ この場合に必要なのは世代管理という考え方です。
とはいえ、必要な機能としてはそう難しくはありません。
WindowsでもMacでもこれを実現する機能は
標準で搭載されています。
Windowsなら「システムの保護」
Macなら「TimeMachine」
が適切な設定で有効にされていれば自動的に
世代管理が行われています。
この機能が有効であれば、以前のバージョンが
保持されているので消してしまった場合も対応可能です。
万一のためにも忘れず有効にしておきたい機能です。
今日の【まとめ】
■ 機器の故障を考えるとITにおいてバックアップは必須
■ 他にもヒューマンエラーからの保護という観点も必要
■ WindowsやMacなら標準機能で世代管理が可能