【IT論考β】 ネット時代に知的プロフェッショナルはますます一極集中?[#331]

IT

■ 国内の携帯電話における人口カバー率は
  ほぼ100%であり、
  
  速度はともかくとして、通信が
  行えない場所は極めて少なくなって
  います。
  
  
  もはや地域による情報格差など
  ほとんどないように思えなくも
  ありません。
  
  
  事実、10年ほど前に
  「フラット化する世界」
   http://amzn.to/13TNGCt
  でそのようなことが指摘されています。
  
  
■ ただ現実はどうかというと
  いまでも東京への人口流入は
  進んでいます。
  
  製造業では東海や関西を拠点
  としている企業も複数ありますが、
  
  IT系の企業はもっぱら東京に
  集積しています。
  
  (そもそも大規模な日系IT企業は
   存在しないという理由もありますが)
   
   
  ITによって物理的距離を克服
  しやすくなったにも関わらず
  
  それを扱う企業は物理的距離を
  嫌うかのようです。
  
  
  アメリカにおいても多くのIT企業が
  シリコンバレーに拠点を置いています。
  
  
  やはり、Face to Face での
  コミュニケーションが創造性には
  必要なのでしょう。
  
  
■ 単純労働は人件費の低い国に
  移行する一方で、
  
  知的プロフェッショナルの
  一極集中は続くのかもしれません。
   
   

 今日の【まとめ】
 ■ ITによって物理的距離は克服しやすくなった
 ■ 現実には東京への一極集中は継続中
 ■ 創造性を高めるにはFace to Faceが重要か

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