■ 物体と物体が接触するとその接触面に
摩擦力なる力が働きます。
摩擦自体は単なる現象であって
それが人間にとって好都合なのか
そうでなないかはケースバイケースです。
摩擦が少なすぎれば、そこら中が
ツルツル滑ることになるので
まともに歩くことすらできず不都合です。
ブレーキなどは摩擦力を活用
していることも多いので、
摩擦があるのはむしろよいことです。
■ 上記はは物理学上のお話ですが、
摩擦という単語は社会の中で発生する
軋轢などの表現にも使われます。
ただ、この場合は専らネガティブな
意味で「摩擦」という単語が用いられる
ようです。
摩擦が発生するという事は
そこに何らかの力(≒エネルギー)が
働いているということ。
つまり摩擦が役に立つのであれば
そのエネルギーは有用ですが、
摩擦が無用の局面においては
エネルギーがむだに消費された
ということになります。
人間社会で起きる摩擦は
基本的に不都合なものです。
ということは、摩擦が起きれば
起きるほど、何らかのエネルギーが
無駄に消費されることになります。
具体的には誤解を解消したり
諍いを仲裁したりするための
時間やお金、精神力がそれに
あたります。
本来の目的は摩擦を発生させている
両者ともに別にあるでしょうから、
そこで消費されているエネルギーは
単なるロス以外のなにものでも
ありません。
■ どうやら人間社会においては
いかに摩擦レスな関係性を築くかが
重要という事になりそうです。
今日の【まとめ】
■ 物理的な摩擦が良いか悪いかはケースバイケース
■ 人間社会で起きる摩擦はマイナスでしかない
■ 社会ではいかに摩擦レスにするかがポイントとなる