■ よく時間管理のセミナーなどに行くと
次の二軸なマトリックスが登場します。
・緊急/緊急ではない
・重要/重要ではない
これでマトリックスを作ると
・緊急 かつ 重要 ⇒ 第一領域
・緊急ではない が 重要 ⇒ 第二領域
・緊急だが 重要ではない ⇒ 第三領域
・緊急ではない かつ 重要ではない ⇒第四領域
となります。
セオリーとしては、
第一領域はやらないわけにはいかないとして、
次にやるのは第二領域ということになります。
が、往々にして
しょうもない内容の電話みたいな
緊急(ぽい)が重要では第三領域に
時間を配分してしまうというのが人間です。
これはこれで乗り越えなければならない
課題ではあるのですが、
次に出てくるのは
「第二領域も結構多くね?」
という問題です。
■ 「これ、やったほうがいいよなー
重要だよなー」
ということをあげつらっていくと
恐らくそれなりの量になります。
ドラッカーによれば
いかに単純化し組織化しても、
なすべきことは利用しうる資源
よりも多く残る。
機会は実現のための手段よりも多い。
したがって優先順位を決定しなければ
何事も行えない。
(『創造する経営者』)
とのことなので、
すべてに手をつけることは不可能という
状況が生じるというわけです。
つまり、取捨選択の必要性が生じます。
もちろん、波及効果の高いものが
優先順位が高くなるわけですが、
一方で、「実はいうほど重要でもない」
という事柄も混じっているのではないでしょうか。
中期的には重要だけど、長期的には
対して意味のないことなどです。
どれくらいを短期とり、
どれくらいを中期・長期と考えるかでも
選択は変わってくるでしょうから難しいですが
少なくとも、なにも考えずに選ぶよりは
ましな結果になるでしょう。
一見、回り道に思えても長期的には
極めて重要なことなんていうのはありそうです。
■ いやいや考え始めると奥が深いですね。
今日の【まとめ】
■ 第二領域の事項に対して時間が足りないことも
■ 「なすべきことは利用しうる資源よりも多く残る。」
■ 時間軸をどれくらいにとって選択するかがポイント