■ 「クラウド」という単語を聞いたことが
ない人はいないでしょうし、
Dropbox や Evernote も
使っているかは別として名前ぐらいは
多くの人が耳にしているはずです。
インターネット経由で提供される
(ソフトウェア)サービスのことを
総称して「クラウドサービス」と
よんだりしますが、
Dropbox も Evernote もクラウドサービス
のひとつです。
■ 個々のサービスの紹介は後々するとして、
クラウドサービスにおける最も重要な点は、
「データをローカルではなくクラウドに置く」
という部分です。
パソコンのHDDやUSBメモリ、SDカードなどの
自宅にある記憶メディアではなく、
インターネット上のサーバ(クラウド)にデータを
保存するのです。
「同期」という形でローカル(手元のパソコン)にも
データが置かれるケースは多いですが、
あくまで、主がクラウド側でローカルは従です。
■ 日本の大企業はクラウド上にデータを置くことを
忌避する傾向にあるようですが、
手元のコンピュータとてウイルス感染などの
脅威にはさらされているわけです。
ITのセキュリティ知識に疎い個人が手元に
データを置くことと、
世界レベルのエンジニアが設計・運用している
クラウドサービスに置くことを比較したら、
むしろ後者の方が安全かもしれません。
(というか、きっとそうです。)
■ 筆者は個人レベルでITを活用するのであれば、
クラウドサービスを利用することは
「必須」
と考えます。
PCに加えて、スマホにタブレットと
個人が所有するデバイスは増えています。
場合によってはPCやタブレットを複数台
持っていることもあるでしょう。
それは、その時々で使うデバイスが変わることを
意味します。
一方で、どのデバイスでも自分の持っている
全てのデータを閲覧したいと考えるはずです。
■ となると、個々のデバイスにデータを保存するのは
得策ではありません。
どのデバイスからでもアクセス出来る場所に
データを保存する必要があります。
そこで必要なのがクラウドサービスなのです。
(もちろんネット接続出来ることが前提ですが)
■ いつでも、どこでも、
アウトプットする知識労働者は
適材適所でデバイスを持ち、
それを活かすにはクラウドサービスを
活かす必要があるというわけです。
個別論はまた次回に。
今日の【まとめ】
■ クラウドサービスではローカルではなく
ネット上にデータを保存する
■ クラウドにデータを置く方が、下手に個人が
ローカルにデータを置くよりも安全では?
■ 知識労働者にクラウドサービスは必須