■ 先日、
【 テンプレートを沢山持つことが
生産性向上のカギ?![#210]】
http://tech-se.net/blog/2015/09/1828
というネタをお送りしましたが、
本日はそれに関連したお話を。
人間というのは不思議な物で、空欄があると
そこを埋めたくなるようです。
たとえば、
「連絡先を書いてください」
と真っ白な紙を渡されると一瞬とまどいますが、
『〒
住所:
氏名:
電話番号: 』
と書かれた紙であれば、脊髄反射的に書き始められる
のではないでしょうか?
これも一つのテンプレート(ひな形)です。
■ おそらくは、「何を書くべきか?」を考えるのは
人間の脳には相当に負荷が高いのでしょう。
それゆえ、書くべき項目が確定していない場合には
どうしても手が止まりがちですが、
『項目:(空欄)』
のようにテンプレートになっていれば、
比較的取り組みやすく、かつそれを埋めようと
努力するのではないでしょうか。
これを逆から考えると、
【常にテンプレートの作成から始める】
という手があることに思い至ります。
あるいは、
【テンプレートを探すことから始める】
と考えても良いかも知れません。
ネット上を探せば多種多様なドキュメントの
テンプレートファイルを入手することが出来ます。
もちろん、常にドンピシャな内容のテンプレが
あるとは限りませんが、
既存のテンプレをカスタマイズすることで
ゼロからドキュメントを起こすよりは早く
作成できるのは間違いありません。
残念ながらカスタマイズに使えそうなテンプレが
見つからない場合には、
自分でテンプレートファイルを作成することになりますが、
「とりあえず項目を洗い出すだけ」と考えれば
比較的取り組みやすくなるのではないでしょうか。
■ 一見すると遠回りに見えますが、こうすることで
どんな事項を書くべきか?
を考えることと
コンテンツそのもの
を考えることを分けることが可能になります。
結果として、取り組み難易度は下がるので
短時間で相応のクオリティを満たしたアウトプットが
可能になるのではないでしょうか。
今日の【まとめ】
■ 人間は空欄があると埋めたくなる性質がある模様
■ テンプレートがあるとそこを埋めることだけ考えればよい
■ テンプレを作ることで「書く事柄」と「コンテンツ」を
分けて考えることが可能に