■ ITの力によって行列に並ぶことを回避する、
というお話(具体編)の続きです。
今回はみどりの窓口に並ばない
(自動券売機にも並ばない)
バージョンでお送りします。
■ さて、国鉄がJRになったとき、分割民営化されたため
同じJRでも各社各様のサービス展開となっています。
サービスの多様性はいいのですが、
根本的な「予約・乗車」という部分に関しては
統一してもらいたいところです。
とはいえ、残念ながら、いまのところ
バラバラなのでなかなか悩ましいのですが、
まずは東名阪をカバーするところから
はじめるのも一案です。
■ 東海道・山陽新幹線に関してはJR東海とJR西日本により
EX-IC(EXPRESS予約)
というサービスが提供されています。
JR東海のEXPRESS CARD
JR西日本のJ-WEST CARD
(どちらも年会費1,000円)
のいずれかを持つ必要があるあたりは若干不便ですが、
ここは割り切ってどちらかを持ちましょう笑
モバイルSuicaを使う手もあるのですが、
今回は割愛します。
(ご興味があれば別途お問い合わせください笑)
年会費として1,000円かかるので若干躊躇するやも
しれませんが、東京〜名古屋/大阪で一往復すればモトは
とれるのでご安心ください。
■ このサービスに申し込むと、クレジットカード契約とともに
ICカードが送付されます。
(これがSuicaやTOICAやICOCAと兼用じゃないのが
残念なところですが…)
また、Webで予約を行うためのID/パスワードが付与
されます。
これにより、新幹線の発車6分前までWebで予約が
可能になります。変更も自由であり、シートマップから
自分の好きな席を選ぶこともできます。
携帯・スマホサイトは直近の新幹線がすぐに選べるなど
かなりビジネス仕様になっている印象です。
予約が済んだら、みどりの窓口も券売機にも寄らずに、
自動改札機にICカードをタッチすればOKです。
(改札機から利用票なる紙が出てきますが、
車内検札で使うだけで切符としての効力はありません。)
降りた駅でも自動改札機にICカードをタッチすれば
それで完了です。
運賃に関しても通常の切符よりも優遇されており、
東京〜大阪でのぞみの指定席に乗るなら1,000円程度
安く乗ることができます。
よって、年会費分のモトはこれでとれます。
あとは利便性を甘受すればよいのです。
■ 最初の手続きはちょっと面倒ですが、
新幹線に年に数回乗る人ならば
ぜひとも持っておきたいところです。
なお、最近は「プラスEX」という既存のクレカに
EX-ICに近いサービスを付加したものも登場しましたが、
東海道区間しか対応していないのと、割引率が悪いので
素直にEX-ICを契約した方がいいでしょう。
今日の【まとめ】
■ JRは分割民営化された影響でサービスは各社各様
■ 東名阪の移動が多いならEX-ICは必須サービス
■ 料金も安くなり大幅な時間短縮(利便性向上)が見込める