二度起こることが確実ならば仕組み化を検討せよ。

ほぼエッセイ

「二度あることは三度ある」といいうことわざが示すように、物事はくりかえすものです。それは日々の生活や仕事でも同じことです。そういった頻繁に発生することを簡単にこなせるように仕組み化・システム化が役に立ちます。

仕組み化・システム化というのはITを使おうが使うまいが、最初は手間とコストがかかります。一回限りであれば、仕組みなど作らずに素直に作業した方がよいでしょう。しかし、二度、三度となると話は変わってきます。

仕組みを作るために投下した時間をどこかのタイミングで超えることになります。つまり損益分岐点です。その仕組みが維持コストが低ければ損益分岐点以降に浮いた時間は丸々利益です。したがって、回数を重ねることがわかっているのならば仕組み化しない手はないのです。

とはいいつつも、人間というのは近視眼的であり、その場しのぎが好きなのです。しかも仕組み化というのは多少の時間がかかりますし多くの場合は面倒なことのほうが多いです。

無駄な時間の浪費を回避し、なるべく早く損益分岐点を超えるためにはさっさと仕組み化する方が得策です。せっかく作った仕組みが使われないまま終わってしまっては困りますが、繰り返し起こることは最初から予見できることも多々あります。

であるならば、最初から仕組み化を検討するのがよいでしょう。なにも二度目や三度目を待つことはありません。最初に時間を投下して仕組みを作ってしまえばあとは淡々と回収をしていくだけです。繰り返すことが目に見えている作業ならこんなに確実な投資はありません。ブラッシュアップしてさらに回収効率を高めることも可能です。

時間というのが唯一貴重なリソースであることを考えれば、無駄な作業の繰り返しをいかに防ぐかは人生においても重要な課題となるでしょう。

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