システム作りにひたすら注力せよ。

ほぼエッセイ

タイトルのシステムは特にITに限ったものではありません。仕組みという意味でのシステムであり、場合によってはITとは関係ないことの方が多いかもしれません。

なぜシステム化を重要視するかというと、システム化されている2割の部分で、成果の8割をたたき出してしまう可能性が高いからです。実際の数字は2割:8割かはわかりませんが、ほぼ間違いなく偏りのある冪乗則となることでしょう。

もう少し掘り下げると、システム化された部分にはほとんど労力が必要ありません。いつものことをいつものように行うだけで、大きなパフォーマンスや結果を得ることができます。しかし、システム化されていない場合にはその場の状況や自己の能力などを総合的に勘案しながら具体的な行動を起こすことになります。

その場の状況には自分のやる気・モチベーションというのも含まれるわけで、それがあるかないかで実質的にかかる労力も変わればパフォーマンスや結果も変わるでしょう。投下したリソースに対する成果、つまり生産性はかなり変動します。

一方で、システム化されていればいつものようにやるだけなので、たいしたやる気も必要ないしほとんど自動的に事が進みます。つまり生産性は安定していて、かつ高くなることが見込まれます。

もちろん、それはシステム化のために大きな労力をさいた結果だからので、生産性を算出するならばその分の労力も含めるべきではありましょう。ただし、重要なのはシステム化に必要な労力は最初だけなのに対して、得られる結果は半永久的な点です。つまり、損益分岐点までの距離の問題で、そこを超えたらあとは丸々利益になるようなものです。

そのようなわけで、単発の成果しかあがらない事柄に注力するよりは、システム化に注力した方がはるかにその後に受け取れる果実は大きくなることでしょう。

まぁ、その仕組み作りが一番大変なんですけどね、、。

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