ライフログについてあれこれ考える。

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近年「ライフログ」という単語が普及してきました。ざっくりと言ってしまえば、日常で記録できるものは何でも記録しておこう、という発想です。

日常的に記録を残すのに障害となるのは、それが面倒だということです。日記であれ、家計簿であれ、誰しもが一度ならず取り組んだことがあるでしょうが、続かないのは面倒だからです。三日坊主になる所以ですね。

アナログ時代においては日常的に記録を残すのは技術的にも難しかったですし、手作業では記録の有用性に対して手間がかかりすぎてペイしなかった分けですが、デジタル時代になって様相がかわりました。

ライフログを語るにおいてもスマートフォンは書かせない存在です。スマホには各種のセンサーが入っているので、それらを使うと行動を記録することが可能です。カメラもついているので、その時々の情景を記録しておくことも可能です。アナログ時代に比べればかなり記録を残すことへの障害は低減されてきました。ハウツー本なども出てきたので、それなりに取り組みやすくなりもしたでしょう。

人間の記憶というのは曖昧なものなので、過去にどんなことをしていたかやどんなことを考えていたかを正確には覚えていません。したがって過去を振り返るときにはライフログがあれば有用なことでしょう。

とはいえ、いまのところ人間による一手間が入ることが多く、一般的に普及するには今一歩かも知れません。やはりグーグル・グラスが救世主なのでしょうか…

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