■ いまやライフラインになりつつある
LINEですが、
某芸能人のやりとり(と思われる)が
流出したりして話題になっています。
LINEのセキュリティはどうなんだ?
という話も出ていますが、
それはLINEがどうこうというよりは
ユーザの使い方(設定)によるところが
大きいでしょう。
■ 基本的にはセキュリティと利便性は
トレードオフの関係になることが多く
便利な機能を有効にすると
結果としてセキュリティレベルが
下がるケースは多いです。
たとえば、スマホにはアプリからの
通知機能が搭載されており
新着メッセージが来たことを
知らせてもらうことができます。
ただし、この機能を使うと
メッセージの冒頭文が見えるので
通知の瞬間に誰かにのぞき見
されていれば機密性は薄れます。
端末やアプリにパスコードで
ロックをかければセキュリティレベルは
あがりますが、
その変わり逐一パスワードの入力が
必要となり利便性が下がります。
結局はこのあたりのトレードオフを
勘案して設定を決めることになります。
■ ここまでは自分でどうするか決めれば
良い話ですが、
通信の場合には必ず相手が存在します。
セキュリティレベルは最も脆弱な
部分によって決定するので
仮に自分が盤石の対策をしていても
相手がザルだったら意味がありません。
技術的なセキュリティの穴というのは
確かに一定確率では存在するのですが
それよりも人間の認識の甘さがまねく
セキュリティの穴のほうがはるかに
大きいのが現状です。
(最たるは簡単なパスワードでしょうか)
■ 通信の秘密をしっかりと担保したい
ならば、通信回線もさることながら
通信を行う両者のセキュリティ意識が
極めて重要になるのが現実なのです。
今日の【まとめ】
■ セキュリティと利便性はトレードオフの関係
■ 技術的な問題よりも人間の問題の方が穴になる
■ 通信の秘密は両者のセキュリティ意識がカギ