■ かの有名なドラッカー曰く、
「読む人」と「聞く人」
の二種類が存在するようです。
物事を理解するときに、
書籍や報告書など活字を読むことを好むのか
あるいは、言葉を耳から聞くことを好むのか
の違いです。
ドラッカーは著書の中で
読む人に対しては、口で話しても時間の
無駄である。彼らは、読んだあとでなければ、
聞くことができない。
逆に、聞く人に分厚い報告書を渡しても
紙の無駄である。耳で聞かなければ、
何のことか理解できない。
(プロフェッショナルの条件 P.196)
と述べています。
■ この一節は、「上司をどのようにマネジメントするか?」
というテーマの中で出てくるのですが、
当然ながらじぶん自身にも適用出来る考えです。
「読む人」と「聞く人」の二種類がいるのであれば、
じぶん自身もそのどちらかであるはずであり、
それにそった情報のインプット手法をとらなければ
効果的な理解は行えないはずだからです。
なにかを学ぼうという際に「読む人」であれば
大量の書籍を読み込むのは効果的でしょうが、
「聞く人」にとってはただただ苦痛なだけでしょう。
むしろ、講演や研修など他人から教わる方が
結果としてはパフォーマンスが上がるはずです。
オーディオブックなどは明らかに「聞く人」に
向いたコンテンツ形態であり、「読む人」には
むしろ苦痛かもしれません。
■ ちなみに、自分がどちらかを教えてくれるのは
意外にも?動画(TV)かもしれません。
最近の動画は音声による説明とその字幕の両方が
セットになっていることが多いです。
音声も字幕も内容が同じであるのならば、
個々人にとっては両方は不要なはずです。
無音で字幕だけで理解することに不快感がなければ
おそらく「読む人」でしょう。
逆に、字幕を読む気が起こらず音声がないとツライ
のであれば「聞く人」なのでしょう。
■ このあたりを自覚することで、
数多ある学び系コンテンツのどれを採用するのが
よいかが選びやすくなりますね。
今日の【まとめ】
■ ドラッカー曰く、「読む人」と「聞く人」の二種類がある
■ おそらく、書籍は「読む人」、講演は「聞く人」に向いている
■ 自分が「読む人」か「聞く人」かを知り、コンテンツ選びの指針に