■ 銀行の窓口やATMに行かずとも各種の取引が
出来るネットバンキングは
時間効率を最大化するという観点からも
必須のツールといえます。
自宅やOffice、あるいは移動中でも
送金指示や残高確認が行えるメリットを
享受しない手はありません。
とはいいつつ、気になるのは
ネットバンキングのセキュリティ対策です。
■ ここ数年、急速にネットバンキングの不正送金
被害は増えています。
警視庁によると、2014年の被害総額は
29億1000万円
発生件数は1876件だったそうです。
これは前年比で被害額は2倍以上、
件数も5割増になっているとのこと。
全国銀行協会の発表によると
個人口座については90%以上の被害が
補償されているようですが、
法人口座については数値が公表されていないため
不明です。
※個人口座は利用者に重過失がない場合には
原則として補償される対応がとられている模様
法人口座への被害については全銀協より
下記のようなお知らせが出ています。
【法人向けインターネット・バンキング
における不正送金にご注意!】
http://www.zenginkyo.or.jp/topic/detail/nid/3563/
いずれにせよ、ひとたび被害にあえば
手元の現金が(一時的にせよ)失われるので、
その影響は甚大です。
したがって、ネットバンキングのセキュリティ
については、
他のWebサービスとは別なレベルで考えておく
必要があるでしょう。
■ パスワードの管理はもちろんのこと、
多くの銀行で導入されている乱数表も
厳重に管理する必要があります。
私見ですが、乱数表は
パスワードを暗号化せず印刷してある
ようなものだと考える方が妥当だと
考えています。
先ごろ、三菱東京UFJ銀行は乱数表を廃止し、
すべてをワンタイムパスワード方式に切り替えると
発表したことを鑑みても
現代のサイバー攻撃に耐えうるセキュリティ対策
ではないということでしょう。
■ いまいちど、ネットバンキングのセキュリティ対策を
見直す必要があるやもしれませんね。
参考;【ネットバンキングを安心して利用する5つのヒント】
http://www.is702.jp/special/1628/
今日の【まとめ】
■ ネットバンキングは時間効率をあげる便利な存在
■ 不正送金の被害額・件数は年々増加傾向に
■ 他のWebサービスとは違うレベルでセキュリティ対策を