■ 公衆無線LANを活用すべく、VPNのお話を
前回しました。
具体的な使い方は今回に持ち越したのですが、
それを説明する前にもう一つ。
パソコンの
ファイアウォール
について。
■ ファイアウォール、直訳すると「防火壁」ですが、
パソコン(ネット世界)で使われた場合には、
「特定のコンピュータとその外部との通信を
制御することで、
コンピュータ内部(のネットワーク)の安全を
維持するための技術」
です。
今回の場合で言うと、
公衆無線LANに接続する端末の安全を確保する
という意味になるので、
その端末に搭載されているファイアウォール機能を
利用するのが基本的な対応になります。
ファイアウォールを有効にせず
公衆無線LANに接続するということは、
防護服も着ずに危険なエリアに乗り込むような
ものです。
意図的に攻撃されてしまえば、守りようがありません。
公衆無線LANに限らないのですが、
ネットの世界に出て行くときには守備を固める必要が
あるのです。
■ 具体的にどうすればよいのか?
Macの場合は
システム環境設定>セキュリティとプライバシー
を開いて「ファイアウォール」タブから有効にできます。
「ファイアウォールオプション」にある
「ステルスモードを有効にする」をオンにしておくと
より安全です。
Windows の場合は、
コントロールパネル>Windows ファイアウォール
を開いて、Windows ファイアウォールを有効に
しておきましょう。
(細かな設定値はWindows 7/8 で違うので
割愛します…)
なお、セキュリティ対策ソフトにファイアウォール
機能が搭載されている場合はそちらを優先して使う方が
より万全です。
■ 最近のネット世界は個人でも標的にされる時代なので、
セキュリティ対策は怠れません。
今日の【まとめ】
■ ファイアウォールとは内部のコンピュータを守るための
通信制御技術(ソフト)
■ 公衆無線LANを活用するときにはパソコンの
ファイアウォール機能を有効に
■ 設定はそれぞれのOS毎に実施する