【IT論考β】 テキストメッセージの功罪[#186]

IT

■ インターネットを利用したメッセージング
  ツールといえば、
  この間まではE-mailがほぼ唯一の存在でした。
  
  しかし、いまは色々なメッセージングツールが
  群雄割拠している状態です。
  
  なかでも元気がいいのはテキストメッセージを
  やり取りするツールです。
  
  日本で最も代表的なのは「LINE」でしょうが、
  
  SNSにはたいていテキストメッセージ
  機能がついているので、
  
  複数種類を使い分けている人も多いのでは
  ないでしょうか。
  
  
■ テキストメッセージの「功」の部分は

  E-mailよりも気軽にコミュニケーションが出来る
  
  という点です。
  
  
  件名を考える必要もないですし、
  逐一名乗ったりあいさつ文を入れることなく、
  
  単刀直入にコミュニケーションが行えます。
  
  
  ある意味では、効率がよいといえるでしょう。
  
  
  したがって、テキストメッセージには相応の
  ニーズが存在するのは間違いないでしょう。
  
  
■ 一方で「罪」の部分ももちろんあります。

  その手軽さゆえに、
  四六時中メッセージが届くのです。
  
  もちろん、それはE-mail時代にもあった問題ですが、
  E-mailの場合には「気付かなかった」という言い訳が
  ある程度は通用します。
  
  しかし、多くのテキストメッセージは
  スマートフォンに直接届く上に、
  
  メッセージを開封したことが相手に通知されるため
  E-mailほどには言い逃れしにくくなります。
  
  それゆえ、LINEの「既読スルー」が
  社会問題化するのでしょう。
  
  
  コミュニケーションを便利にするはずのツールに
  結果として振り回されているという皮肉な現実が
  浮かび上がります。
  
  
■ コミュニケーションそのものも難しいですが、
  
  それを行うツールとの付き合い方にも
  頭を悩ませる必要がある
  
  という、難しい時代に我々は生きているのです…。
  
  
  技術の進歩は常に光と影の両方を伴うのですね…。
  
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ テキストメッセージはコミュニケーションを手軽にした
 ■ それゆえツールに振り回される人も続出している
 ■ 技術の進歩は常に光と影の両方を生み出すことに留意せよ

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