【IT論考β】 何はなくともクラウドストレージ[#32]

IT

■ 前回、クラウドサービスは知識労働者の神器であると
  述べました。
  
  では、一体何を使うべきか?
  が今回のテーマです。
  

■ まず、絶対外せないのが

  「クラウドストレージ」
  
  です。
  
  
  簡単に言えば、クラウド(ネット上)のHDDです。
  
  
  「クラウドストレージ」などというと難しそうに
  聞こえるかもしれませんが、
  
  
   実際はパソコンの中にフォルダが
          一つ追加されるだけです。 
  
  
  そして、そのフォルダの中身は自動的に
  クラウドストレージと同期がとられるというのが
  一般的です。
  
  ※同期=ローカルパソコンとクラウド上で常に
      同じデータが保持される。
  
  つまり、同じデータが常にローカルとクラウドの
  二箇所にあることになりますから、
  
  
  常時バックアップが行われていると
  考えることができます。
  
  
  外付けHDDのように置く場所を気にする
  必要もなければ、故障を心配してバックアップを
  とる必要もありません。
  
  ただし、インターネットを介してデータを
  転送するので、
  
  一度に大量のデータを転送するときは
  時間がかかるので要注意です。
  
  
■ クラウドストレージの多くは自動で履歴を
  管理してくる機能を搭載しています。
  
  
  WordやExcelのファイルを扱っていて、
  フォルダ内に
  
   設計書_v1.xlsx
   設計書_v2.xlsx
   設計書_20150311.xlsx
   設計書2.xlsx
   
  などと様々なバージョンのファイルが置かれ
  結局どれが最新なのかよく分からない
  
  という経験をされた人もいるのではないでしょうか?
  
  
  履歴管理とはこういう事態にならないように
  するための機能です。
  
  最新版以外のファイルについても自動的に
  裏でバックアップをとることで、
  
  ファイル名に「2」とか「v2」とか「日付」を
  追加することなくファイルを管理出来るのです。
  
  万一、過去のバージョンを取り出したくなった
  ときにはメニューから復元することができます。
  
  (遡れる期間やバージョン数は
            サービスにより異なりますが)
  
  
  プログラマはプログラムの履歴管理のために
  専用のソフトウェアを使いますが、
  
  同じようなことをクラウドストレージは
  簡単に実現してくれます。

  この機能だけでも十分に意味があるかもしれませんね。
  

■ そして、もちろんクラウド上にデータがありますから
  自分の持っているどのデバイスからでもデータに
  アクセス可能です。
  
  パソコンが複数台あるならば、クラウド経由で
  所定のフォルダが同期されることになりますし、
  
  スマートデバイスの場合は必要に応じて
  データをダウンロードして編集することになります。
  
  
■ 次回は、実際にどのクラウドストレージを使うかを
  検討します。
  
 今日の【まとめ】
 ■ クラウドストレージは最重要な神器
 ■ 自動バックアップや履歴管理機能としても使える
 ■ 複数デバイスからのデータ参照には必須のサービス
  

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