最近のインターネットサービスは賢くて、GoogleもAmazonもFacebookもユーザの好みを分析して、提供する情報を選んでくれるようになりました。コンピュータは進化したものですね。その一方で人間の手による編集もまだまだ…
コンピュータによる情報処理技術はどんどん進化していて、Googleの検索エンジンに見るように、人間の必要とする情報を提示する精度は上がっています。ただ、それはいまのところネット上の情報をそのまま提示する段階で、複数の情報を束ねたり編集したりというところは得意ではないようです。
いわゆる2ちゃんねるのまとめサイトにはじまり、最近ではNAVERまとめやtogetterが有名ですし、nanapiなどのユーザ投稿型のサイトも盛り上がっています。アルゴリズムによるキュレーションツールもありますが、情報をうまく組み合わせて加工するという点ではまだまだ人間にも勝ち目がありそうです。
また、Google先生やWikipedia先生がなんでも教えてくれるように見えて、Yahoo!知恵袋などの質問サイトも活発に利用されています。中にはググればすぐわかるような質問がある一方で、個々の質問者の文脈をとらまえて回答している例も多々あることから、この分野でも人間はまだ活躍できるでしょう。
ネット上に存在する情報から、意図や文脈を読み取り、それらを編集(加工)して、また別のストーリーとして展開する。こういった部分では人間に分があるでしょうし、主観的に意味づけができるのが人間の強みという捉え方もできます。まとめサイトや質問サイトはそういった能力を必要とするので、人間が情報をまとめたり編集する時代はいましばらくは続くのではないでしょうか。