成果を出すには瞬発力だけではだめで。

ほぼエッセイ

どのようなものを成果と考えるかは人それぞれでしょうが、成果をあげるためには日々のパフォーマンスをなるべく大きくしていく必要があります。そこで、成果をあげるために必要なパフォーマンスコントロールについて考えてみます。

SEらしく(?)少し数学チックに考えてみます。ある時刻tにおけるパフォーマンスの値がf(t)と表現されるならば、1日の成果はf(t)を24時間で積分した値となるでしょう。1年なら積分区間が1月1日から12月31日になるというわけです。ざっくりと言えば、積分とはある関数で表現される面積のことですから、f(t)によって描かれるグラフの面積をいかに大きくするかが、成果を大きくすることとイコールです。

何が言いたいかというと、瞬間的にf(t)の値が大きくとも、それを積分した結果がたいしたことがないのであれば、意味がないということです。やる気を出そうとか、根性を出そうというのはf(t)の値を一時的に向上させることは出来るでしょうが、いずれ低下することは目に見えています。人間のモチベーションコントロールは難しいのです。三日坊主がこれだけ量産されていることがその証左です。

f(t)の値を安定的にコントロールすることが成果を出すための鍵となるわけですが、ここでも重要なのは習慣ということになります。習慣とはある行動を定期的に繰り返すということです。であれば、f(t)という関数のグラフはある程度の周期性をもつはずです。もちろん、習慣により行動が発現しているときはf(t)の値が大きくなっているグラフです。

習慣により、安定的にf(t)の値がコントロールされるようになっていれば、それを長期にわたって積分すれば相応の大きさになることは明らかです。

つまるところ、成果をあげるには

  • 「どれだけの積分区間(期間)をとるか」
  • 「f(t)をどう安定的にコントロールするか」

ということが重要です。

一時的にf(t)を上げるために徹夜や夜更かしをして、翌日のf(t)がずっと低水位になっては元も子もないのです。

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