【IT論考β】 現実問題として情報量をカットせざる得ない。[#369]

IT

■ 通信インフラはかなりリッチになり
  最近は音声通話もWeb会議も
  無料で簡単にできるようになりました。
  
  昔に比べれば音質も画質も
  よくなっているので、
  
  リアルで会う必要はないのでは?
  なんて話はよく出てきます。
  
  
  しかし実際のところ
  ITでのコミュニケーションが
  発達するほどに
  
  リアルコミュニケーションの
  価値は高まっていくことでしょう。
  
  
  直接会うかどうかそれ自体が
  意味を持ってくるのです。
  
  (外交なんかを見てると
   はっきりわかりますよね)
   
   
■ もうひとつ、
  ITでのコミュニケーションは
  必然的に「デジタル」です。
  
  
  アナログな世界をデジタルデータで
  表現するには必ず情報をそぎ落とす
  必要があります。
  
  なおかつ、リアルタイムで音声や
  動画をやりとりする場合には
  
  通信環境に合わせてさらにデータが
  間引かれることになります。
  
  (人間には知覚しにくいレベルの
   部分が主ですが)
   
   
  言語化可能なコンテンツの部分は
  デジタルでも伝わりますが、
  
  言葉にできない部分は場合によっては
  そぎ落とされることになります。
  
  (もしかすると、人間はその微妙な
   欠損をなんとなく感じ取っている
   のかもしれません…)
  
  
  技術的な観点からいっても
  リアルには永遠にかなわないのです。
  
  
■ どこまで行っても
  ITによるコミュニケーションは
  ひとつのツールでしかないので
  
  よい意味で割り切った使い方が
  必要でしょうね。
  
  

 今日の【まとめ】
 ■ 音声通話もWeb会議も無料な時代
 ■ むしろリアルコミュニケーションに価値
 ■ ITはあくまでツールと割り切って

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