【IT論考β】 自由の代償としての混沌…。[#395]

IT

■ 規則で縛られた世界とそのような
  ものがない自由な世界なら
  
  多くの人は後者を望むのでは
  ないでしょうか。
  
  もちろん、それは何ら悪いこと
  ではありませんし、むしろ自然な
  希望でしょう。
  
  とはいえ、自由にはそれなりに
  代償がついてきます…。
  
  
■ 自由であるということは
  選択肢が多いということです。
  
  つまり自由度が増せばますほど
  選択肢は増え、それを検討して
  選ぶというプロセスが必要になります。
  
  
  ルールが決まっていれば、
  たとえそれが自分好みでなくとも
  
  決まりに従うだけで秩序だった行動を
  とることが可能です。
  
  
  書類の整理ひとつとってみても
  並べ方が決まっていれば、
  
  それに合わせて整頓していく
  だけのことです。
  
  
  しかし、これが自由に決めてよい
  となると
  
  果たしてどのような整理の仕方が
  適当なのか?
  
  を考えることからスタートせねば
  なりません。
  
  
  もし、それを考えずに行き当たり
  ばったりで行動すれば、
  
  時間の経過とともに混沌としてゆき
  やがて無秩序な世界が現れます。
  
  
  自由と無秩序は紙一重なのです。
  
  
  ベストを目指すのならば自由な
  環境の元で自ら考える必要がありますが
  それはとても骨が折れます。
  
  他人の考えた結果を借用すれば
  ベターにしかならないかもしれませんが
  検討時間は大幅に削減出来ます。
  
  
  どちらを選ぶかはケースバイケース
  ですし、自らの目的がどこにあるのか
  にもよってくるでしょう。
  

■ ひとつ言えることは
  ありとあらゆる事が自由だと
  
  ほとんど前に進めなくなるだろう
  ということ。
  
  
  何ごともバランスが重要と
  いうことでしょうね。
  

 今日の【まとめ】
 ■ 自由度が増すほど選択肢が増える
 ■ 自由と無秩序は紙一重の関係にある
 ■ 既存のルールを借用したほうが早いことも
 

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