■ スマートフォンやタブレットOSの二大巨頭
といえばiOSとAndroidですが
そのうちAndroidは
OSS(オープンソースソフトウェア)
と呼ばれるカテゴリに属します。
つまり、プログラム時代は誰でも無料で
入手することが可能なのです。
それに限らず、多くの人が利用している
Webサービスの多くはOSSを使って
実現されています。
もちろん使いこなすには相応の技術力が
必要であり、サービスを実際にリリース
するには資金が必要なのは事実です。
とはいえ、ITにまつわる多くの情報は
その気になれば誰でも入手可能なものが
かなり存在します。
(知的財産たるソフトウェアが
なぜ無料なのか?
その背景は今回は割愛します)
■ ググれば日常に必要な情報が簡単に
手に入るように
テクノロジーに関するコアな情報で
あっても、
種類によっては簡単に
入手可能な時代にあります。
誰にでも手に入るということは
その情報単体での価値は低下します。
(というかタダですよね、、)
それをいかにして使うかという
ノウハウにこそ価値があります。
それらは簡単には言語化されませんし
されたとしても、
そこが利益の源泉なのでこちらは
そうそう公開されません。
つまり、本当に価値のある部分は
目に見えないか、秘匿されるかのどちらか
ということ。
■ これを鑑みるとこれからの時代に
価値を創出する方法は、
「暗黙知を創りだしそれを言語化すること」
といえそうです。
あまり簡単ではありませんが、
これこそがAIには不可能であろう
行為でしょう。
知的プロフェッショナルと生き残るためには
訓練しておきたいスキルですね。
今日の【まとめ】
■ テクノロジーのコア部分もオープンになる時代
■ 目に見えるモノ単体で価値を生み出すのは難しい
■ 暗黙知をいかに言語化出来るようになるかがカギ
【IT論考β】 単なる情報が無価値になる時代を生き抜くためには?[#299]
