【IT論考β】 スマートフォンにみるIoTの萌芽。[#267]

IT

■ この誌面ではITに関することでも
  とりわけ「スマートフォン」が
  
  題材になることが多いですが、
  それなりに理由があります。
  
  (単に筆者がスマホオタク
   だからではなく、、(^_^;)
   
   
■ スマートフォンがいまや一人一台
  常に携帯しているデバイスである、
  
  ということももちろん理由の
  ひとつです。
  
  
  ただ、スマホがこれほど威力を
  発揮するのは
  
  センサーの塊という側面が
  大きいのではないかと思います。
  
  
  スマホにはカメラをはじめ、
  マイク、GPS、加速度センサー、
  光度センサーなど
  
  外界の情報を取得するための
  多種多様な部品が搭載されています。
  
  
  主要なセンサーで搭載されていないのは
  温度計ぐらいではないでしょうか、、。
  
  
  これら多くのセンサーは
  様々なアプリに活用され、
  
  おそらくデバイスの開発者が
  予想もしていなかったような
  
  アイディアアプリもたくさん
  生まれています。
  
  
   筆者が睡眠管理に愛用している
   Sleep Cycle
   http://www.sleepcycle.com/
   もそのひとつでしょう。
   
  
  スマホに搭載されている通信回線と
  連携することで、それらのアプリは
  さらに便利な存在となっています。
  
  
  つまり、
  
   センサー + 通信回線(ネット)
   
  というのがキラーアプリを作る
  一つの要素なのです。
  
  スマホの鉄板アプリである
  地図アプリもまさにそれです。
  
  
■ 世間では「IoT(Internet of Things)」
  という単語をチラホラ聞くようになりました。
  
  和訳すると「モノのインターネット」と
  いうよくわからない単語になりますが、
  
  平たく言えば、
  
   センサー + 通信回線(ネット)
   
  で構成されるモノすべてをさすと
  考えればよいでしょう。
  
  (デバイスにはたいていなんらかの
   センサーがついているので、
   それがネットにつながるとなったら
   IoTといって差し支えないでしょう。)
   
   
  そう考えると、
  IoT的な要素をぎゅっと詰め込んだのが
  スマートフォンといえるでしょう。
  
  
  おそらくここで多くのアイディアが
  試行され、実用化されていくのでは
  ないでしょうか。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ スマホの存在感が強いのには相応の理由が
 ■ スマホはセンサー+通信回線たることに意味がある
 ■ IoTを構成する要素が凝縮されたのがスマホ
 
 

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