■ この誌面ではITに関することでも
とりわけ「スマートフォン」が
題材になることが多いですが、
それなりに理由があります。
(単に筆者がスマホオタク
だからではなく、、(^_^;)
■ スマートフォンがいまや一人一台
常に携帯しているデバイスである、
ということももちろん理由の
ひとつです。
ただ、スマホがこれほど威力を
発揮するのは
センサーの塊という側面が
大きいのではないかと思います。
スマホにはカメラをはじめ、
マイク、GPS、加速度センサー、
光度センサーなど
外界の情報を取得するための
多種多様な部品が搭載されています。
主要なセンサーで搭載されていないのは
温度計ぐらいではないでしょうか、、。
これら多くのセンサーは
様々なアプリに活用され、
おそらくデバイスの開発者が
予想もしていなかったような
アイディアアプリもたくさん
生まれています。
筆者が睡眠管理に愛用している
Sleep Cycle
http://www.sleepcycle.com/
もそのひとつでしょう。
スマホに搭載されている通信回線と
連携することで、それらのアプリは
さらに便利な存在となっています。
つまり、
センサー + 通信回線(ネット)
というのがキラーアプリを作る
一つの要素なのです。
スマホの鉄板アプリである
地図アプリもまさにそれです。
■ 世間では「IoT(Internet of Things)」
という単語をチラホラ聞くようになりました。
和訳すると「モノのインターネット」と
いうよくわからない単語になりますが、
平たく言えば、
センサー + 通信回線(ネット)
で構成されるモノすべてをさすと
考えればよいでしょう。
(デバイスにはたいていなんらかの
センサーがついているので、
それがネットにつながるとなったら
IoTといって差し支えないでしょう。)
そう考えると、
IoT的な要素をぎゅっと詰め込んだのが
スマートフォンといえるでしょう。
おそらくここで多くのアイディアが
試行され、実用化されていくのでは
ないでしょうか。
今日の【まとめ】
■ スマホの存在感が強いのには相応の理由が
■ スマホはセンサー+通信回線たることに意味がある
■ IoTを構成する要素が凝縮されたのがスマホ
【IT論考β】 スマートフォンにみるIoTの萌芽。[#267]
