【IT論考β】 時間を損切りする勇気。[#250]

IT

■ 「損切り」というとなにやら金融投資
  での話のように聞こえますが、
  
  日常生活の中にも色々と「損切り」
  というのは隠れています。
  
  
■ 例えば、本を買って読み始めたものの

  「どうにも面白くない…」
  「ほとんど役に立ちそうにない」
  
  といったときにどうするでしょうか?
  
  
  せっかく買ったのだからもったいない
  と思って読み進めるのは一面的な考え方です。
  
  おそらく、そのまま読み進めても
  なにかを得られる可能性は低いでしょう。
  
  よしんば多少なりとも得るところが
  あっても、書籍代のほかに時間が消費
  されることになります。
  
  
  すでに投じたリソースに囚われて
  判断力がにぶってしまう、
  サンクコストの罠というわけです。
  
  
■ 上記はすでに投下したリソースが
  書籍代という「金銭」でしたが、
  
  なんらかの取り組みの場合には
  「時間」ということもありえます。
  
  
  ある企画を立案するためにいろいろと
  調査・検討を重ねてみたものの
  なんだかモノになる気配がない。
  
  
  そんなときにそこまで投じた時間という
  リソースに見切りをつけて撤退できるかは
  ひとつ重要なポイントとなることでしょう。
  
  
  消費してしまった時間を取り戻す手段は
  ありませんし、今後もその活動に時間を
  投下すると他のことが行えなくなります。
  
  
  時間という量の決まったリソースを
  どのように配分するかで、
  その人の人生というのは形作られます。
  
  
■ 今後投下するだろう時間が無駄になると
  気付いたならば、躊躇なく損切りすべき
  なのでしょう。

  時間に対する対処を誤ると
  恐ろしいことになりそうです。
  
  
 今日の【まとめ】
 ■ 損切りというのは時間にも適用すべき概念
 ■ なぜなら時間は極めて貴重なリソースだから
 ■ 時間配分でその人の人生は形作られることに

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