■ 「損切り」というとなにやら金融投資
での話のように聞こえますが、
日常生活の中にも色々と「損切り」
というのは隠れています。
■ 例えば、本を買って読み始めたものの
「どうにも面白くない…」
「ほとんど役に立ちそうにない」
といったときにどうするでしょうか?
せっかく買ったのだからもったいない
と思って読み進めるのは一面的な考え方です。
おそらく、そのまま読み進めても
なにかを得られる可能性は低いでしょう。
よしんば多少なりとも得るところが
あっても、書籍代のほかに時間が消費
されることになります。
すでに投じたリソースに囚われて
判断力がにぶってしまう、
サンクコストの罠というわけです。
■ 上記はすでに投下したリソースが
書籍代という「金銭」でしたが、
なんらかの取り組みの場合には
「時間」ということもありえます。
ある企画を立案するためにいろいろと
調査・検討を重ねてみたものの
なんだかモノになる気配がない。
そんなときにそこまで投じた時間という
リソースに見切りをつけて撤退できるかは
ひとつ重要なポイントとなることでしょう。
消費してしまった時間を取り戻す手段は
ありませんし、今後もその活動に時間を
投下すると他のことが行えなくなります。
時間という量の決まったリソースを
どのように配分するかで、
その人の人生というのは形作られます。
■ 今後投下するだろう時間が無駄になると
気付いたならば、躊躇なく損切りすべき
なのでしょう。
時間に対する対処を誤ると
恐ろしいことになりそうです。
今日の【まとめ】
■ 損切りというのは時間にも適用すべき概念
■ なぜなら時間は極めて貴重なリソースだから
■ 時間配分でその人の人生は形作られることに