【IT論考β】 設定をクラウド経由で同期することで同一の作業環境を。[#230]

IT

■ いまや、パソコンは一人一台どころか
  一人で複数台所有することも珍しくない時代です。
  
  Officeと自宅、デスクトップとノートパソコンのように
  使い分けている方も多いでしょう。
  
  そこで問題になるのが
  
   パソコンの各種設定をどのように統一するか?
   
  です。
  
  
  パソコンには多種多様な設定項目があり、
  それらを自分好みにカスタマイズすることで
  生産性が向上します。
  
  したがって、使いこめば使い込むほど標準とは違う
  設定というのは増える傾向にあります。
  
  そうなると、複数のパソコンで常に同じ設定を
  維持するというのがなかなかの難題になります。
  
  
■ いまのところ、すべてを完璧に統一するのは
  少し難しいですが概ね同期させることは
  
  割と簡単に可能になりつつあります。
  
  
  例えば、一番よく使うであろうWebブラウザは
  ほとんどのブラウザに複数デバイス間での
  同期機能が備わっています。
  
  SafariであればiCloud経由で、
  ChromeはGoogleのアカウント経由で、
  FirefoxはSyncという専用機能で、
  
  それぞれクラウドを経由して複数デバイスでの
  同期が可能です。
  
  
  ほかにも、 
  筆者は日本語入力ソフトはATOKを使っているので
  ATOK Syncという付属機能を利用して、
  
  確定履歴・変換辞書の学習情報・登録単語などを
  同期させています。
  
  
■ このようにアプリのレベルで同期する機能がある場合も
  増えていますが、それがない場合も多々あります。
  
  その場合にはDropboxを活用するというのも一案です。
  
  設定ファイルの置き場所をDropboxのフォルダ内に
  することで、Dropbox経由で同じ設定ファイルを共有する
  という仕組みです。
  
  Macの場合には「シンボリックリンク」という機能を
  使ってたいていの設定ファイルは同期できるでしょう。
  
  (「アプリ名 シンボリックリンク 同期」あたりで
    ググっていただければ…)
    
  
■ 日々の作業環境統一にもクラウドを活用することで
  生産性向上に役立ててはいかがでしょう。

 今日の【まとめ】
 ■ パソコンを複数台所有していると環境統一が課題に
 ■ 主要なブラウザであれば標準で同期機能が搭載
 ■ Dropbox経由で設定ファイルを共有してしまう手も

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