■ いまや、パソコンは一人一台どころか
一人で複数台所有することも珍しくない時代です。
Officeと自宅、デスクトップとノートパソコンのように
使い分けている方も多いでしょう。
そこで問題になるのが
パソコンの各種設定をどのように統一するか?
です。
パソコンには多種多様な設定項目があり、
それらを自分好みにカスタマイズすることで
生産性が向上します。
したがって、使いこめば使い込むほど標準とは違う
設定というのは増える傾向にあります。
そうなると、複数のパソコンで常に同じ設定を
維持するというのがなかなかの難題になります。
■ いまのところ、すべてを完璧に統一するのは
少し難しいですが概ね同期させることは
割と簡単に可能になりつつあります。
例えば、一番よく使うであろうWebブラウザは
ほとんどのブラウザに複数デバイス間での
同期機能が備わっています。
SafariであればiCloud経由で、
ChromeはGoogleのアカウント経由で、
FirefoxはSyncという専用機能で、
それぞれクラウドを経由して複数デバイスでの
同期が可能です。
ほかにも、
筆者は日本語入力ソフトはATOKを使っているので
ATOK Syncという付属機能を利用して、
確定履歴・変換辞書の学習情報・登録単語などを
同期させています。
■ このようにアプリのレベルで同期する機能がある場合も
増えていますが、それがない場合も多々あります。
その場合にはDropboxを活用するというのも一案です。
設定ファイルの置き場所をDropboxのフォルダ内に
することで、Dropbox経由で同じ設定ファイルを共有する
という仕組みです。
Macの場合には「シンボリックリンク」という機能を
使ってたいていの設定ファイルは同期できるでしょう。
(「アプリ名 シンボリックリンク 同期」あたりで
ググっていただければ…)
■ 日々の作業環境統一にもクラウドを活用することで
生産性向上に役立ててはいかがでしょう。
今日の【まとめ】
■ パソコンを複数台所有していると環境統一が課題に
■ 主要なブラウザであれば標準で同期機能が搭載
■ Dropbox経由で設定ファイルを共有してしまう手も