■ 記憶装置の容量は年々増えているので、
買い換えなどで廃棄したいHDDが手元にある方も
多いのではないでしょうか?
記憶装置を廃棄する際には、
中にあるデータを確実に消去したいところです。
単にファイルをゴミ箱に入れただけでは
データは完全には消えません。
(さらにゴミ箱から削除しても同じです)
ファイルをゴミ箱に入れても、
データがどこにあるかを示す「目次」のようなものを
削除しているだけで、
データ本体である「本文」は残ったままなのです。
したがって、データ本体を確実に消去するには
専用のソフト(コマンド)などが必要になります。
■ 記憶装置を廃棄するときの破壊の仕方には、
・論理的なデータ消去
・物理的な装置破壊
の二通りがあります。
論理的なデータ消去とは、
HDDなどの記憶装置に対してランダムなデータを
上書きして、元のデータを読み出せなくする方法です。
(OSやデバイスによって手順が様々なので
具体的な手順は割愛します…。)
この方法は記憶装置が正常動作する必要があるので、
故障している場合には使えないのが難点です。
物理的な装置破壊とは、
文字通り、「ぶっ壊す」ということです笑
一見、こちらは簡単に出来そうな気がするのですが、
(なんせ、ぶっ壊すだけですから笑)
HDDなどは特殊工具を使わないと破壊できません。
力技で破壊しようとするのはケガのもとになるので
非推奨です。
さらに、中途半端な破壊では
部分的なデータの読み出しは可能なので、
しっかりと破壊するには専用の装置が必要です。
したがって、個人で行うのは現実的ではありません。
全国各地で利用できるお手軽なサービスとしては、
ビックカメラ/ソフマップが行っている
【ハードディスク破壊サービス】
https://www.sofmap.com/topics/exec/_/id=service/-/sid=03
があります。
店頭にて、専用装置を使って物理的な装置破壊を
行ってくれるサービスです。
1台につき約1000円というお値段ですが、
安全に記憶装置を廃棄するためなら妥当な価格でしょう。
今日の【まとめ】
■ 記憶装置を廃棄するときには確実なデータ消去を
■ 廃棄の際の選択肢は、論理的なデータ消去 or 物理的な装置破壊
■ 実際には破壊サービスを利用するのがお手軽