仕事においても「何をやめるか」から考える。

ほぼエッセイ

IT業界は労働環境の過酷さから「業界全体がブラック」と言われたりもしますが、最近は労働環境が改善されつつあるとか。そうでもしないと業界に人が寄りつかなくなるからとか。

SEは知識労働のようにみえて内実はある種の肉体労働です。ゆえに現状の働き方で成果を大きくしようとすると、長時間労働にならざるを得ません。いきおい、長時間労働に耐えるほど仕事が出来るかのような見え方をします。

そして、なにもこれはSEに限ったことでありません。多かれ少なかれ日本の職場では「長く働く方がエライ」的な発想があることでしょう。

それは労働集約的な働き方が中心だった時代にはよかったのかもしれません。しかし知識労働の時代には投下した時間と創出できる価値が比例しません。したがって、長く働けば大きな成果があがるかといえばそうではないのです。

そのような時代に長時間労働を積極的に行うのはナンセンスです。むしろ心身を疲弊させることになり、創造性を失わせるマイナスの側面のほうが大きいのではないでしょうか。

といわけで、仕事においても何をやめるか(やらないか)、というのは重要になってくることでしょう。

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