マジョリティに属すと効率が悪くなることも。

ほぼエッセイ

多くのビジネスパーソンは朝会社に行き、夕方から夜にかけて帰宅します。当然のことながら出退勤の時間は交通機関や道路は混雑します。通常よりも時間もかかりますし、決して快適な移動ではありません。明らかに様々なモノをロスしています。

これらは、マジョリティとして行動することに起因します。多数の人間が同じ行動をすれば混雑が発生し、ときに行列となります。休日の行楽地の混雑も年末年始などの帰省ラッシュも同じことです。

もし、マジョリティとは逆の行動、つまりマイノリティとして行動できたらどうなるでしょう?

移動は空いている時間帯に行い、平日に遊びに行き、長期休暇も少し違った日取りでとって帰省をする。さぞかし快適なことでしょう。また、各種の価格は需要と供給の関係で決まることから、需要の少ないときに行動を起こせば金銭的にもコストは下がります。つまり、時間とお金の両面において効率は良くなるはずなのです。

マジョリティの側を離脱出来ない理由は十人十色でしょうが、そもそも離脱してみたいという欲求があるのか? その可能性を模索してみたことがあるのか? というと「ない」という人も相当数いるのかもしれません。

民主的な社会はともすれば多数決社会なので、マジョリティの側が有利なことも多々あります。一方で、マジョリティであるが故の非効率も存在するわけで、どちらが良いのかは一概には言えません。

とはいえ、「なんとなく」マジョリティの側にいるのが自分にとってよいのかどうかは考えてみた方がよいかもしれませんね。

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