基本が大事と気づいたときには中級者。

ほぼエッセイ

何事も基本が大事。たいていの人は頭では分かっています。しかし、その理解とは裏腹に難しいこと・新しいことに走ってしまうのが人の性なのではないでしょうか。

例えば、スポーツをするにしても大事なのは基本です。たいていの種目には基礎トレと呼ばれる練習があります。それはサーキットトレーニングだったり素振りだったり、実際のプレーより手前の動作を練習します。球技であっても球を使わないなんてことはざらなわけです。

しかし、スポーツを始めた人にとって、実際にプレーの出来ない練習が面白いはずはありません。そのスポーツをやりたくて始めたのに、実際にはそれをやれないのですから当たり前です。いきおい、とりあえずプレー・ゲームをおこなったり、それを練習と称してみたりするのです。

ところが、あるところではたと気づきます。そもそもフォームが身についていないであるとか、瞬発力/持久力が不足しているとか。そして、それらを支える体力そのものが不足している場合もあります。基本が大事だと気づくのです。

そこで始めて、基礎トレにはげむわけです。プレーがうまくなりたいのに、実際にはプレーをしない練習をするのです。一見遠回りに見えて、そこを通らずしては次のステップに進めないことに気づいているからです。

そのよう段階にいるときは、すでにある程度のプレーが出来るようになっているはずです。つまり初級者のレベルは脱しつつあるか、脱しています。中級者になり、その上を目指そうとして土台がないとそれ以上は積み上がらないことに気づくのです。

基本が大事なんだと再認識できているかが、中級者となっているかの目安としてもいいかもしれません。

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